【注意報】野菜類と花きに「オオタバコガ」県内全域で多発 三重県2023年10月18日
三重県病害虫防除所は10月16日、野菜類(トマト、アブラナ科野菜、イチゴ、ネギなど)と花きにオオタバコガが県内全域で多発していることから、令和5年度病害虫発生予察注意報第7号を発令した。
三重県病害虫防除所によると、冬キャベツと秋冬ハクサイの巡回調査ほ場(10月第1~2週)でオオタバコガの発生圃場率は26%。フェロモントラップにおける誘殺数は、松阪市嬉野川北町(9月第3半旬~10月第2半旬)で519頭(平年84頭)と多くなっている(図1)。
図2:オオタバコガ幼虫(提供:三重県病害虫防除所)
名古屋地方気象台が10月12日に発表した1か月予報によると、向こう1か月の気温は高く降水量は少ない見込み。このため、オオタバコガの発生に好適な条件が続くと考えられる。
図3:食入されたキャベツの結球(提供:三重県病害虫防除所)
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇植物内部に食入した幼虫に対しては、ほとんど効果は期待できない。こまめにほ場を観察して、発生初期の防除に努める(図2・図3)。
〇幼虫が植物の成長点、蕾、果実などに食入し、食べ尽くすと次々にわたり歩くため、数が少なくても、被害は大きい(図2・図3)。
〇薬剤の効果が高い若齢のうちに防除する。
〇薬剤は葉裏や株全体に散布ムラがないように丁寧に散布する。
〇薬剤抵抗性回避のため、異なる作用機構の薬剤をローテーション散布する。
〇防除薬剤は三重県農薬情報システムで検索できる。
〇オオタバコガのフェロモントラップ誘殺状況は、以下の野菜の病害虫のページで随時更新している。
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