台湾の大学・企業と遠隔営農支援システムの実証実験を開始 NTTアグリテクノロジー2025年4月10日
NTTアグリテクノロジー(東京、酒井大雅代表取締役社長)は台湾國立宜蘭大學、デジタル企業のThroughTek Co., Ltd.(TUTK、台北市)と、遠隔地にいる指導者からデータに基づく指導を受けることができる「遠隔営農支援システムの実証実験」を4月9日から開始した。
実証実験の内容とイメージ図
台湾では食料自給率の向上のため若手就農者の増加や技術伝承が課題であり、日本で同様の課題解決に取り組むNTTアグリテクノロジーが宜蘭大學、TUTKと連携した実証実験を行うことになった。若手就農者が必要とする知識や技術を効果的に習得できるかを検証する。この取り組みを通じて、台湾の食料自給率の向上と農業分野の持続可能な発展に寄与することをめざしている。
NTTアグリテクノロジーは、スマート農業技術を活用した日本と台湾における農業の課題解決をめざし、昨年9月23日に宜蘭大學およびTUTKとMOU(基本合意書)を締結。昨年12月から宜蘭県の名産であるネギの栽培指導者が遠隔営農支援システムを通じて栽培未経験者を指導し、遠隔営農支援システムの有効性を検証した。栽培未経験者は「作物に異変が起きた際、すぐに指導を受けることができた」「画像を用いてネギの花の判別法を詳細に知り、収穫時期の把握にもつながった」、指導者からは「指導における移動時間の効率化ができた」などの有効性が確認された。
今回は宜蘭大學の温室でマスクメロンを栽培し、遠隔営農支援システムを使用する場合と使用しない場合を比較し、定量的な効果の導出をめざす。指導者は、栽培未経験者2人に対し、一方には遠隔営農支援システムを用いた指導、もう一方には従来の指導を実施し、両方の効果を比較する。
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