農機・資材 ニュース詳細

2016.10.17 
農家に安価な新サービスを ナノバブル活用栽培で (株)カクイチ一覧へ

 「日本を農業で元気に!」を掲げる(株)カクイチが、10月12日から幕張メッセで開催された「農業ワールド2016」の「次世代農業EXPO」エリアに出展し、ナノバブルを活用した農作物栽培の共同実験を行うパートナー農家を募集した。

注目のナノバブル発生装置「e-sodachi」、スローガンは「日本を農業で元気に!」注目のナノバブル発生装置「e-sodachi」、スローガンは「日本を農業で元気に!」

 農薬や農業用散水ホース、鉄骨のガレージや倉庫、そのガレージや倉庫の屋根を活用した太陽光パートナー事業など多彩な事業展開で、全国のJAや生産者に知られている(株)カクイチが、「日本を農業で元気に!」のスローガンをさらに一歩進める事業に着手。共同で実験をしながらいままでにない栽培方法を確立する「やる気のある農家さん」を、農業ワールドの会場で募集した。
 共同実験をしたいとカクイチが提案しているのは、直径が1μm~数十μmという目に見えない微細な気泡である「ナノバブル」を活用した栽培方法だ。
 酸素や窒素、オゾンなどのナノバブルを水中に溶存させ、農作物に散布することで、成長を促進させたり、健康な植物を育てることで、収穫量を増やすことが可能になると考えられている。
 カクイチでは、水中にこうしたナノバブルを1億~8億個/ml発生させられる装置「ファーマーズウォーターe―sodachi」を開発。
 すでに、サニーレタスの水耕栽培で、通常水道水とナノバブル入り水との比較検証などを実施し、ナノバブル入りの方が成長が早いとか、レタスのチップバーン(葉先枯)が抑制される。あるいは、夏の露地栽培ナス、ピーマンで月に2回ナノバブル入り水を散布しただけで、水道水散布区よりも2割強収穫量が多かったなど、いくつかの成功事例を得ている。
 しかし、まだ実証事例が少なく、使用される原水が異なった場合(水道水、井戸によって汲み上げられた地下水、農業用水など)や、気候、土壌をはじめ栽培条件が異なった時にも同様の結果が得られるかどうかまでは、十分に検証されていない。
 そこで、カクイチでは、新しい栽培技術に挑戦したいという「やる気のある農家」と共同で、ナノバブルを活用した栽培方法を確立したいと考え、新規モニターを募集することにした。
 共同実験する農家には「ファーマーズウォーターe―sodachi」を無料で貸与し、収穫量や生育状況を記録してもらい、問題点や課題があれば、装置や使用方法を改善し「よりよい野菜などを収穫し、出荷できるようにしていきたい」と同社の執行役員である飯塚正明氏は考えている。
 こうした新たな技術や機器が開発された場合、農家はそれを購入して使用するのが通常だが、同社では「生産する現場で使ってもらうことで、さらに技術的に改良され、よりよい装置、より優れた使用法ができる」ので、それがある一定水準に達し、これなら「使ってみよう」と農家が判断したときに、レンタル(月額1万8000円~5万円程度)で「農家に負担のかからない」方法をとり普及していきたいとも考えている。
 すでにナノバブルの話を聞いた東北のあるJAから説明に来て欲しいという要請も来ているという。
 新しく革新的な農業技術が、いま誕生しようとしているようだ。

【共同実験モニターの募集概要】
○募集人数=100名
○応募要件=農業従事者(米・麦・穀物以外)
○モニター期間=1作もしくは6カ月(場合により延長あり)
○モニター内容=「ファーマーズウォーターe―sodachi」システム導入(無料貸与)による収穫量および生育状況調査(実験シート記入)
○問合せ先=(株)カクイチ東京本部事業推進本部TEL0120―505―848(フリーコール、土日祝除く)

(写真)注目のナノバブル発生装置「e-sodachi」、スローガンは「日本を農業で元気に!」

(関連記事)
農業ワールド2016開催 (16.10.17)

一覧はこちら

このページの先頭へ

このページの先頭へ