持続可能な未来を!長崎県壱岐市と「エンゲージメントパートナー協定」を締結 クボタ2023年6月9日
株式会社クボタと、株式会社ルートレック・ネットワークスはそれぞれ、長崎県壱岐市とエンゲージメントパートナー協定を締結した。当協定に基づく最初の取り組みとして、当社は壱岐市と連携し、壱岐市の特産品であるアスパラガスのハウス栽培のスマート化実証を通じて、壱岐市農業はもとより日本農業の活性化への貢献をめざすとしている。
締結式の様子
長崎県壱岐市とエンゲージメントパートナー協定は、壱岐市を通して、地方や日本、そして世界の持続可能な未来をともに創造するという趣旨に賛同する企業等が壱岐市と締結する協定。
クボタは農家の経験や人手に大きく依存しているハウス栽培をスマート化するべく、2021年から実証圃場「クボタインキュベーションファーム」にて、アスパラガスやミニトマト栽培のスマート化の実証を、AIやロボティクスなど先端技術を有するスタートアップ企業等と共同で推進している。
全国有数のアスパラガスの産地である長崎県において、壱岐市は16年連続で最も高い単位面積当たりの収穫量を実現している。一方で、農家の高齢化や担い手不足という課題を抱えており、収穫量の維持と拡大には新規就農者の増加が不可欠。アスパラガスのハウス栽培では、きめ細やかな水やり・施肥などの作業が必要なことから、長年の経験や人手による作業に依存しており、新規就農の妨げとなっている。そのため、データや自動化技術を活用した栽培の最適化や軽労化の実現が求められている。
この度、クボタとルートレックは壱岐市とエンゲージメントパートナー協定を締結し、壱岐市でアスパラガスのハウス栽培のスマート化実証を開始。遊休ビニールハウスを再利用し、「クボタインキュベーションファーム」で実証してきた、データに基づく栽培最適化ソリューションや、水やり・施肥などの自動化ソリューションを導入した安価で生産性の高い栽培体系を確立し、新規就農の促進に貢献していく。加えて、当実証で得た知見を活かし、他の地域におけるハウス栽培のスマート化の取り組みも進めていくとしている。
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