新たな農業DX基盤「Newton」本格始動 輝翠TECH2025年2月7日
輝翠TECHは2月6日、農業データを活用した新たな農業DX基盤「Newton(ニュートン)」の本格的な開発に着手したことを発表した。
「Newton」は、自律走行可能な電動運搬ロボット「Adam」の製造・販売に続くもので、ロボット技術とAIを活用し、農業生産の効率化を支援するデータ駆動型の農場管理プラットフォーム。ほ場の状態をリアルタイムで可視化し、データをもとに農業の意思決定を支援する。Adamに搭載された各種センサーが圃場を自律的に巡回し、作物の生育状況や病害虫の発生を検知。これらのデータをNewtonが集約・分析し、AIが収穫適期や施肥・農薬散布の最適なタイミングを農家に提案する。
Newtonを使うことで、農家はすべての農地を登録し、Adamが収集した農業データを一元管理することが可能になる。また、農家は興味のあるアプリを選択し、Adamに装着するセンサーを購入することで、作業しながら必要なデータを収集できる。
Newtonは以下、幅広い農業支援機能の提供を予定している。
圃場管理の最適化:温度・湿度・土壌水分量などの環境データの可視化と分析
病害虫や生育状況の診断:作物の葉や果実等の状態を診断し、適切な農薬や肥料を提案
農作業計画の支援:作物ごとの生育データに基づいた収穫・施肥・農薬散布の最適なスケジュール提案
機械メンテナンス支援:Adamの稼働状況をモニタリングし、適切な整備時期を通知
農業資材のオンライン販売:Newton上で必要な資材の注文・購入が可能
今後、Newtonの開発は、同社独自の技術開発に加え、行政機関、JA、農業関連メーカー、研究機関などとの連携を視野に入れ、多様なパートナーと協力しNewtonの機能拡充を進める。
現在、Newtonの開発・実証に協力できる機関・企業様を募集中。問い合わせは(メール)contact@kisuitech.comまで。
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