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【コラム・共存同栄】出雲路研修旅行報告2014年6月24日

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【共存同栄ネットワーク事務局・上住建之】

 5月20日、共栄ネット会員10名の旅は、美しい天守が残る松江城の中にある「竹島資料室」見学から始まった。

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 いきなり出雲風土記の「国びき」神話が思い出される。領土問題の解決の難しさを知らされた。
 次に、島根県農協中央会の高木参事から、県内11農協の統合に至る議論の経過、今後の課題などについて説明を受ける。島根の11農協は3月23日一斉に総代会を開いて、関係者も驚愕の96.9%、の賛成率で27年3月の全県一本の合併を決定した。平成18年11月に県農協大会で「合併の方向」を確認してから21年の合併構想作成、24年の「統合完遂決議」との節目を経て、今般の決定となった。農協界等にも賛否両論のある組織問題、「農協」のあり方は常に問われ続けばならないということか。

 21日朝、60年に一度の「大遷宮」で賑わう出雲大社(おおやしろ)を一同白い羽織で身を包んで「特別拝礼」。659年斉明天皇が造らせたといわれる大社と大国主命にまつわる逸話などお伺い、歴史博物館で古代出雲の貴重な遺品を見学、現代と古代が折り重なった不思議な感覚を体感した。
 午後は、「JAいずも」の研修。まずは、県下農協事業の4分の1~3分の1を占める「JAいずも」は“今次の合併にどのような姿勢で取り組むのか?”
 米原組合長から“合併に関わる「地区本部制(現行の各農協を地区本部として独立採算制的運営を行う)」は「JAいずも」が率先誘導の責任があり、支店は一切廃止せず、組合員目線で以下にJAに結集するか、この機に役職員の士気をいかにかめるかが県下一JA統合のカギである”とのご報告があった。
 農協の施設として有名な「ラピタ・生活センター」(大型のスーパーである)ぶどう温室、葬祭会館、などを見学。
 夜は、「JAいずも」の皆さんと懇親会。お酒がはいると、「ここだけの話」も聞けるし、ご自慢の民謡まで飛び出す。これも大きな楽しみの一つである。

 22日。世界遺産の「石見銀山」。1926年に発見されて以来400年にわたって採掘されてきた銀山は、大きな山々と、日本海までの街道、街並みなど複合された「遺産」となったが、見学は資料館と「街並み」だけ。とはいえ、JA石見銀山の理事でもあるガイドさんの案内のおかげで、相当な物知りになった気分。
 午後は、かの「高松塚古墳」発見と並ぶ大発見といわれる1983年に発掘された「荒神谷遺跡」の見学。山間の斜面から358本の銅剣、銅鐸6個、銅矛16本が埋められた状態そのままで発見され、その状態が寸分たがわず再現されている。現物を出雲の歴史博物館で見てきたおかげで、なるほどこれか!と興奮。
 つづいて、現代の「やまたの大蛇」退治対策「揖斐川放水路」を5階建ての病院の上から見学。幅100m、長さ4.1kmの大放水路で、揖斐川(やまたの大蛇はこの川のことといわれる)の氾濫時にその洪水の一部を神戸川へ逃がすことで、松江市一帯を守るという1975年からの計画が完成したもの。これは、すごい。見なければわからない。
 2泊3日の出雲路研修は、大国主命に誘われた、古代から江戸時代そして現代までを俯瞰する、濃厚な旅であった。
 ご準備頂いた内田、飯國両氏、ご案内をいただいた皆様に心から感謝したい。

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