【新組合長に聞く】JAつくば市(茨城県)関組合長「学校給食から有機農産物拡大を 生産者との交流強化も」2023年7月27日
今年新たに就任したJAの組合長に、直面する課題や今後の抱負について聞く「新組合長に聞く」。今回は4月22日に選任されたJAつくば市(茨城県)の関喜幸組合長に聞いた。
JAつくば市 関喜幸組合長
関組合長は直面する課題として、共済事業などが伸び悩む中、改めて生産者との交流強化を挙げる。「交流を深めることでさまざまな事業の伸びにつながっていきます。米価の低迷などで農協に対応を求める声もあり、管内に20ほどある生産組合の方々などと、直接、意見を交わしながら前向きな取り組みを考えたい」と語る。
「みどりの食料システム戦略」も踏まえて、有機栽培による米や野菜づくりの拡大にも意欲を示し、「オーガニック給食デー」なども実施されている学校給食への導入に力を入れたいと話す。「すでに減農薬米などを学校給食に入れてもらっているが、さらに有機栽培の地元農産物を入札を経ずに給食に導入してもらえるよう、市と交渉したいと考えています。まだそれほどの量はありませんが、生産者にも働きかけて積極的に有機農産物を増やしたいと考えています」と強調する。
つくば市は主力の米とともにネギの産地としても知られ、茨城県の銘柄産地に指定されるなど、高い評価も受けている。関組合長は「米とともにネギの価値も高めたく、やはり有機を取り入れていきたい。そうしたプラスアルファによってつくば産農産物の商品価値も高めたいと考えています」と抱負を語った。
重要な記事
最新の記事
-
【米価高騰・今こそ果たす農協の役割】農協は農家のインフラ 急がれる「備蓄米買い上げ」 神明・藤尾益雄社長インタビュー(下)2025年10月23日
-
現場の心ふまえた行政を 鈴木農相が職員訓示2025年10月23日
-
全中会長選挙を実施 12月に新会長決定 JA全中2025年10月23日
-
花は見られて飽きられる【花づくりの現場から 宇田明】第71回2025年10月23日
-
続・戦前戦後の髪型と床屋・パーマ屋さん【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第361回2025年10月23日
-
「ゆるふわちゃんねる」登録者数100万人突破 JAタウンで記念BOXを限定販売 JA全農2025年10月23日
-
愛知県の新米「愛ひとつぶ」など約50商品「お客様送料負担なし」で販売中 JAタウン2025年10月23日
-
人気アニメ『ゾンビランドサガ』とコラボ「佐賀牛焼肉食べ比べセット」販売開始 JAタウン2025年10月23日
-
佐賀県発の新品種ブランド米「ひなたまる」デビュー記念 試食販売実施 JAグループ佐賀2025年10月23日
-
AI収穫ロボットによる適用可能性を確認 北海道・JAきたそらちと実証実験 アグリスト2025年10月23日
-
西欧化で失われた日本人の感性や自然観とは? 第2回シンポジウム開催 2027年国際園芸博覧会協会2025年10月23日
-
GREEN×EXPO 2027で全国「みどりの愛護」のつどいと全国都市緑化祭を開催 2027年国際園芸博覧会協会2025年10月23日
-
食とエネルギーの自給率向上と循環型社会の実現に向けた連携協定を締結 パソナ、ヤンマー、Well-being in Nature2025年10月23日
-
栃木県「那須塩原牛乳」使用 3商品を栃木県内のセブン‐イレブンで発売2025年10月23日
-
都市農地活用支援センター 定期講演会2025「都市における農空間の創出」開催2025年10月23日
-
岩手県山田町「山田にぎわい市」26日に開催「新米」も数量限定で登場2025年10月23日
-
ニッテン×QuizKnock コラボ動画を公開 日本甜菜製糖2025年10月23日
-
北海道の農業法人25社以上が出展「農業法人と求職者のマッチングフェア」開催2025年10月23日
-
福岡市で「稲刈り体験」開催 グリーンコープ共同体2025年10月23日
-
被爆・戦後80年 土浦市で被爆ピアノの演奏と映画上映 パルシステム茨城 栃木2025年10月23日