労働力確保スキーム 32県域120JA等が加入 農林中金2023年7月7日
農林中央金庫はこのほど人材サービス企業とともに構築した農業現場の「労働力確保スキーム」の取り組み状況を発表した。
農林中金は2022年3月31日、人材サービス企業のアグリトリオ、アグリメディア、Kamakura Indutries、Life Labの4社と業務提携契約を締結し、労働力を必要とする農家等に労働力確保スキームを構築した。
仕組みは農家がJA・信連、農中から紹介を受けて提携する人材サービス企業を利用する場合は、正規料金より5~10%の割引が受けられるというもの。
22年度はJAに対して、このスキームの紹介と加入に取り組んできた結果、23年3月末で32県域で利用が進み、120を超えるJA等がこのスキームに加入した。
求人広告のアグリメディア「あぐりナビ」、Life Labの「農業ジョブ」は32県域125JA等が加入した。
人材紹介の「農業ジョブ」は32県域124JA等が加入した。
バイトアプリのアグリトリオ「農How」とKamakura Industries「daywork」は29県域121JA等が加入した。
2022年度、バイトアプリ「農How」は123の農家・担い手がサービスを利用、日単位の採用数の合計が1483名となった。
「daywork」での採用者1万6000人を分析したところ、会社員が副業として農業に携わるという割合が33%ともっとも多かった。
すきま時間を利用して参加するパートと主婦は21%、学生は16%だった。
男性は52%、女性は48%と男女差は見られない。
男女共通して20代~40代の働き盛り世代の利用が多く、全体の求職者の75%を占める。男性では20代が多く、女性は40代、50代が多いという結果だった。
農林中央金庫はこうした情報も活用し、提携企業と連携し、農家・担い手にとって良質なサービスを提供していきたいとしている。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】普通期水稲に紋枯病 県内全域で多発のおそれ 長崎県2025年9月5日
-
「適正な価格」の重要性 消費者に訴える 山野全中会長2025年9月5日
-
米価暴落防ぐ対策を 小泉農相に小松JA秋田中央会会長2025年9月5日
-
(451)空白の10年を作らないために-団塊世代完全引退後の「技術継承」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月5日
-
【統計】令和7年産一番茶の荒茶生産量 鹿児島県が初の全国一位 農水省調査2025年9月5日
-
【統計】大豆生産費(組織法人)10a当たり0.7%増 60kg当たり1.6%増 農水省調査2025年9月5日
-
【統計】大豆生産費(個別)10a当たり0.8%増 60kg当たり10.7%減 農水省調査2025年9月5日
-
【統計】冬キャベツ、冬にんじんの収穫量 前年比2割減 農水省調査2025年9月5日
-
長野県産ナガノパープルのスイーツ「いっちょう」「萬家」全店で提供 JA全農2025年9月5日
-
『畜産酪農サステナビリティアクション2025』発行 JA全農2025年9月5日
-
「国産シャインマスカット」全国のファミリーマートで販売 JA全農2025年9月5日
-
「わたSHIGA輝く国スポ2025」参加の広島県選手団へ清涼飲料水贈呈 JA共済連広島2025年9月5日
-
「いちはら梨」が当たるSNS投稿キャンペーン実施中 千葉県市原市2025年9月5日
-
猛暑対策に高性能遮熱材「Eeeサーモ」無料サンプルも受付 遮熱.com2025年9月5日
-
農機具王とアグリスイッチ 構造再編をチャンスに「週末農業プロジェクト」始動2025年9月5日
-
鳥インフル ハンガリーからの生きた家きん、家きん肉等の一時輸入停止措置を解除 農水省2025年9月5日
-
旬の巨峰を贅沢に「セブンプレミアム ワッフルコーン 巨峰ミルク」新発売2025年9月5日
-
見る日本料理の真髄「第42回日本料理全国大会」開催 日本全職業調理士協会2025年9月5日
-
海業推進イベント「IKEDAPORTMARCHÉ」小豆島・池田港で初開催 池田漁業協同組合2025年9月5日
-
ガラパゴス諸島の生物多様性保全と小規模農家の生計向上事業を開始 坂ノ途中2025年9月5日