米の産地を判別 穀検が新たな分析サービス2013年10月11日
日本穀物検定協会(穀検)は10月9日から、米の国産・外国産の判別、外国産混米の可能性の判別を検査するサービスをスタートした。
同会は昨年、ICP/MS(誘導結合プラズマ質量分析計)を導入。米の産地判別分析サービスを開始した。
今回、新たに始めたサービスはこのICP/MSを利用したもので、微量元素を分析することで、米の産地が国産か外国産かを判別するものだ。
米は原産国ごとに鉛や鉄、ストロンチウム、コバルトなど微量元素の含有量が異なる。同会は国産だけではなく、米国産、中国産、タイ産など各国産米のデータを保有しており、これらの微量元素やDNA鑑定などをもとに、米の産地を判別する。
検査結果は、「外国産の可能性が高い」「混米の可能性が極めて高い」などの形で報告され、その鑑定結果の根拠もあわせて記載する。検査の精度については、「信頼性は100%保障する。この報告書をそのまま行政や司法に出しても、自信を持って説明できる」(山本徹会長)という。
検査料金は10万円(基本料金)。納期は5営業日。試料の必要量は1kg。検査の依頼は、穀検(Eメール、TEL:03-3668-0911)まで。
(写真)
東京・江東区の穀検分析センターにあるICP/MS
(関連記事)
・穀検、米の食味『特Aへの道』25年版を発刊(2013.07.16)
・食味官能試験に対応 穀検25年度事業計画(2013.03.12)
・農産・お米アドバイザー73人合格 JAグループは12人(2013.03.11)
・29産地品種が特A 最高得点は「森のくまさん」 24年産米食味ランキング(2013.02.15)
・物の産地認証事業スタート 地域ブランド化の促進へ 穀検(2012.08.29)
重要な記事
最新の記事
-
【解題】基本法改正は食料安保をめぐる現場での課題にどう応えようとしているのか 谷口信和東大名誉教授2024年4月23日
-
第18回全農学生「酪農の夢」コンクール「学校賞」新設 作品募集中2024年4月23日
-
元卓球日本代表・石川佳純が全国を巡る卓球教室 大分で開催 JA全農2024年4月23日
-
運営9年目・稼働率約9割 地域に喜ばれる貸出農園事業を展開 JAマインズ2024年4月23日
-
量販店等に終売通告を行う白米卸も【熊野孝文・米マーケット情報】2024年4月23日
-
【JA人事】JAむかわ(北海道)長門宏市組合長を再任(4月10日)2024年4月23日
-
【JA人事】JAとうや湖(北海道)高井一英組合長を再任(4月12日)2024年4月23日
-
農繁期の人材確保へ「いわて農業未来プロジェクト」支援開始 タイミー2024年4月23日
-
栃木県那須塩原市 道の駅「明治の森・黒磯」リニューアルオープン2024年4月23日
-
いちご生産量日本一 栃木県真岡市のPR動画「もおかのいちご物語」公開2024年4月23日
-
「夏のさつまいも博2024」さいたまスーパーアリーナで7月4日から開催2024年4月23日
-
知財功労賞「経済産業大臣表彰」を受賞 ブランド戦略とユニークな登録商標の活用が評価 サタケ2024年4月23日
-
令和5年冷凍食品の生産・消費調査 出荷額は7799億円で過去最高 日本冷凍食品協会2024年4月23日
-
農業を志す学生450人が来場「食品・農業就活サミット」開催 シンクロ・フード2024年4月23日
-
全国道の駅公式オンラインショッピングサイト「道の駅マルシェ」オープン2024年4月23日
-
千葉県市原市「第42回 市原市園芸まつり」開催2024年4月23日
-
食や農業の未来に「あったらいいな」を募集「未来エッセイ2101」AFJ2024年4月23日
-
その場で当たりが分かる「甘果にんじん」春キャンペーン開催 ファーマインド2024年4月23日
-
シードル生産者が大阪に集結「Osaka Cider Festival大阪林檎酒祭り」開催2024年4月23日
-
サラダクラブ産地表彰式 第8回「Grower of Salad Club 2024」開催2024年4月23日