給食の野菜に愛着を 児童向け動画をユーチューブで公開 JA東京中央会2020年6月2日
JA東京中央会は、都内で生産される農産物が給食になる過程などを収録した動画資材「わたしたちと都市農業~給食で食べる野菜を見に行こう」を作成し、動画投稿サイトユーチューブで公開している。
動画は、学校給食で都内の農産物を食べる子どもたちへ向けたメッセージを収録し、郷土愛を育み農業に興味をもってもらうことをめざした。
動画で紹介している野菜はコマツナ、キャベツ、ダイコン、ブロッコリー、サトイモなど都内の生産者が作る14種類。いずれも生産者が、農産物の説明や栽培のポイントの他、旬の時期やおいしい食べ方を紹介している。また、給食を作る厨房を撮影した「畑の野菜が給食になるまで」では、生産者から届いた野菜が手際よく調理され、教室に運ばれて子どもたちがおいしくいただく様子や、食器を返す際に「ごちそうさまでした。おいしかったです!」と元気にあいさつする様子などが収められている。一連の動画を見ることで、畑で収穫された野菜が運ばれ、学校で消費されるまでの流れをあらためて実感できる。
「わたしたちと都市農業~給食で食べる野菜を見に行こう」の動画をまとめたDVD
同会は2017年度から都と連携して動画作成の取り組みを開始。近隣に農地やJAがない、または少ない空白行政区の学校給食に都内の畜農産物を提供する食農教育活動の一環で作成した。空白行政区への農産物提供は17年度からの3年間で60トンを超えている。
中央会の須藤正敏会長は「動画を通じて農家の苦労や農業の魅力を感じ、東京農業を応援してほしい。休校中の児童らが自宅で地域の食と農業を学び、学校が再開したときに、また元気に給食を食べてもらいたい」と話す。
動画はユーチューブの他、都内の全市区町村教育委員会へDVD版で配布した。
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日
-
キウイブラザーズ新CM「ラクに栄養アゲリシャス」篇公開 ゼスプリ2025年4月30日
-
インドの綿農家と子どもたちを支援「PEACE BY PEACE COTTON PROJECT」に協賛 日本生協連2025年4月30日
-
「日本の米育ち 平田牧場 三元豚」料理家とのコラボレシピを発表 生活クラブ2025年4月30日
-
「子実トウモロコシ生産・利活用の手引き(都府県向け)第2版」公開 農研機構2025年4月30日
-
「金芽ロウカット玄米」類似品に注意を呼びかけ 東洋ライス2025年4月30日
-
令和7年春の叙勲 JA山口中央会元会長・金子光夫氏、JAからつ組合長・堤武彦氏らが受章2025年4月29日
-
【農協時論】農政の基本理念と政策へのJA対応 宮永均JAはだの組合長2025年4月28日