【流行に注意】 青森・新潟の鳥インフル 韓国や国内野鳥と同一由来2016年12月9日
農研機構動物衛生研究部門は12月8日、青森県と新潟県で発生した高病原性鳥インフルエンザの全ゲノム配列を解読。今回の発生をもたらしたH5N6亜型ウイルスは、韓国や11月に鹿児島県出水市のナベヅルのねぐらの水から分離したウイルスと99%を超える相同性が確認され、同一由来であると推定されている。
同部門研究担当者の西藤岳彦氏は今回の発表を「国内にいる野鳥がウイルスを運び、青森県や新潟県の農場に入ったということが遺伝子レベルで確認されたということ」と説明。さらには例年よりも発生が多いため「家きん農家の方は神経をとがらせる必要がある」と指摘した。
2010~11年冬の間に死亡野鳥から分離されたウイルスの数は60件前後だが、今年は11月と12月で、すでに50件前後まで発生している。「野鳥なので全国で高病原性鳥インフルエンザの発生の危険性があるといえる」と警告する。
このウイルスが直接人に感染する可能性は低いとされているが、家きんに感染すると高い確率で死に至る。
同氏は「農家の方は、野鳥だけでなく、それらの糞便も農場の中に入り込まないよう注意を払う必要がある」と話した。
重要な記事
最新の記事
-
【第46回農協人文化賞】資金循環で地域共生 信用事業部門・埼玉県・あさか野農協組合長 髙橋均氏2025年7月14日
-
【第46回農協人文化賞】組合員の未来に伴走 信用事業部門・秋田やまもと農協常務 大鐘和弘氏2025年7月14日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 三重県2025年7月14日
-
【注意報】イネカメムシ 県内全域で多発のおそれ 鳥取県2025年7月14日
-
主食用米の在庫なし、農機の修理・メンテナンス年3000件 JA常総ひかり2025年7月14日
-
【'25新組合長に聞く】JA岡山(岡山) 三宅雅之氏(6/27就任) 地域を元気にするのが農協の役割2025年7月14日
-
JA全農ひろしまとJA尾道市、ジュンテンドーと 売買基本契約を締結、協業開始2025年7月14日
-
蒜山とうもろこしの宣伝強化 瀬戸内かきがらアグリ事業も開始 JA全農おかやま2025年7月14日
-
酪農の輪 プロジェクト 夏休み親子で「オンライン牧場体験」開催 協同乳業2025年7月14日
-
大阪府泉北郡に「JAファーマーズ忠岡」新規開店 JA全農2025年7月14日
-
食農と宇宙をつなぐイベント あぐラボとMUGENLABO UNIVERSEが共催2025年7月14日
-
岩手県産のお肉が送料負担なし「いわちく販売会」開催中 JAタウン2025年7月14日
-
【今川直人・農協の核心】全中再興(2)2025年7月14日
-
「とちぎ和牛」が7年ぶりに全国最高位 "名誉賞"獲得 「第27回全農肉牛枝肉共励会」2025年7月14日
-
【役員人事】北興化学工業(9月1日付)2025年7月14日
-
第148回秋田県種苗交換会キャッチフレーズ決定 全国906作品から選出2025年7月14日
-
無料でブルーベリー食べ放題 山形・鶴岡の月山高原で地域活性イベント開催2025年7月14日
-
農地調査AI支援サービス「圃場DX」デジタル庁「技術カタログ」に掲載 LAND INSIGHT2025年7月14日
-
クマ対策用電気さく線「ブルーキングワイヤー」販売を本格化 未来のアグリ2025年7月14日
-
屋外作業の暑さ対策製品など展示「第11回 猛暑対策展」に出展 サンコー2025年7月14日