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土壌の発酵脱臭 家畜糞尿や不完全な堆肥による悪臭が広がる地域に向けて事業開始 JET2023年11月22日

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急速発酵 脱臭資源化システム「ERS」を製造・販売する株式会社JET(東京都千代田区)は、提供先のべるちゃんたちのおうち株式会社(山口県下関市)や株式会社トップファーム (北海道常呂郡佐呂間町)において、家畜糞尿を処理した液肥や敷料の利用から土壌の脱臭効果の持続を示す実証結果を確認。臭気のある土自体をERSで発酵処理して土地に戻すと同様の効果が得られることから、11月から自治体向けに土地改良を目的とした営業を開始した。

土壌の発酵脱臭 家畜糞尿や不完全な堆肥による悪臭が広がる地域に向けて事業開始 JET

家畜糞尿は、堆肥化など適切な処理を経て、肥料や土壌改良資材として有効活用が期待できる農業資源だが、不適切な管理や不十分な発酵のまま散布を重ね、畜産が盛んな地域では悪臭が広く発生して問題になっている。こうした状況を改善するには、土壌から臭気のもとを手間なく取り除き、その脱臭効果を持続させる必要がある。

実証実験を行った、べるちゃんたちのおうちは、3月にERSを設置し、乳牛の糞尿を活用して臭わない液肥を製造。同社は、牛乳の需要が低迷する中、従来通りの堆肥化・敷料化ができることに加え、液肥が生成できる利点から導入を決めた。乾燥せずに液肥にすることで、燃料代を軽減し、経費削減にもつながっている。10月に、約7か月間の稼働を経て、計画通りの処理と悪臭のない成果物を確認し、堆肥舎においても悪臭の解消と脱臭効果の持続を実証。今後は、外部への散布に加え、液肥の販売も検討している。

一方、自然環境に負荷をかけない循環型農業を目指すトップファームにおける実証実験では、アニマルウェルフェアを重視しながら、ストレスフリーな環境で牛の成長を支えるため、3月にERSを設置。肉牛の糞尿を活用した敷料を製造している。糞尿を発酵乾燥させ、牛舎の敷料に再活用したり、牧草の畑に還元したり、さらに堆肥として近隣農家に提供。10月に、約19か月間の稼働を経て、計画通りの処理と悪臭のない成果物を確認し、牛舎において悪臭の解消と脱臭効果の持続を実証した。

ERSによる処理と脱臭効果のイメージERSによる処理と脱臭効果のイメージ

JETが製造・販売する急速発酵脱臭資源化システム「ERS」は、微生物による高速発酵脱臭処理(好気性発酵)を行う。従来は数か月を要する家畜糞尿の処理プロセスが、ERSであれば密閉状態下たった数時間で悪臭のもとを分解して敷料や液肥を製造できる。これらの使用により、牛舎の脱臭が可能であり、さらに堆肥として散布した土地の改良につながる。

さらに、臭いが滞積している土をERSの発酵処理で脱臭して土地に戻すことで土壌改良も可能。定着した微生物は補充や交換を行うことなく働きつづけるため、成果物の脱臭効果が持続する。

今後は、特定の場所にERSを設置するだけでなく、移動型設備の提供を計画。すでに汚染されて悪臭が出ている場所にはERSを持ち込み、その場で脱臭処理を行うことが可能になる。

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