JA役職員が5千人日支援 昨年の豪雨・台風の被災で2020年1月9日
JA全中はこのほど、令和元年度の台風・豪雨被害の復旧・復興に向けたJAグループの取り組み状況(12月1日現在)をまとめた。特に営農再開支援では、ボランティアとして被災県のJA・連合会の役職員、全国のJA役職員による「JAグループ支援隊」合わせて4855人日の役職員が参加した。
平成元年は、8月の九州北部の豪雨、9月以降の台風15、19号で関東・甲信越・東北地方は大きな被害を被った。記録的な豪雨と強風による被害は農作物、農業施設、農地・農業用施設等で、被害額は福岡、佐賀県で約18億円、千葉、栃木など東日本11県で約2300億円に達した。
JAグループは組織をあげて被災の農家・JAへの復旧・復興に努めた。営農再開支援はたきに渡るが、中心になったのはJA・連合会役職員によるボランティア活動、被災収穫物の買い取りなど。ボランティアはJA・県域で3842人日。全国組織では、全国のJA・連合会の役職員で構成する「JAグループ支援隊」を千葉県に派遣しパイプハウスの撤去・解体などの作業に1013人日従事した。
作業に参加したのは合わせて4855人日となる。その他、行政・社会福祉協議会等のボランティアへの参加を含めると、少なくとも5000人日以上の役職員が作業に従事したとJA全中はみる。このほか、千葉県のハウス再建支援でJA全農がパイプ原管約1800トン(平均的な水稲育苗ハウス換算で1600棟分)を確保した。
一方、生活再建支援では、JA・県域でペットボトルやアルファ米、発電機、ブルーシートなどを提供。また金融面では、農林中金がライフライン確保のため金融移動店舗車を被災地に派遣した。
重要な記事
最新の記事
-
協同心の泉 大切に 創立記念式典 家の光協会2025年5月2日
-
【スマート農業の風】(14)スマート農業のハードルを下げる2025年5月2日
-
(433)「エルダースピーク」実体験【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月2日
-
約1cm程度の害虫を強力捕獲「吊るしてGET虫ミニ強力タイプ」新発売 平城商事2025年5月2日
-
農中情報システム 自社の導入・活用のノウハウを活かし「Box」通じたDX支援開始2025年5月2日
-
洗車を楽しく「CRUZARD」洗車仕様ホースリールとノズルを発売 コメリ2025年5月2日
-
戦後80年の国際協同組合年 世代超え「戦争と平和」考える パルシステム神奈川2025年5月2日
-
生協の「地域見守り協定」締結数 全市区町村数の75%超の1308市区町村に到達2025年5月2日
-
ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功 組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素2025年5月2日
-
エフピコ×Aコープ「エコトレー」など積極使用で「ストアtoストア」協働を拡大2025年5月2日
-
JA愛知信連と高機能バイオ炭「宙炭」活用に関する協定締結 TOWING2025年5月2日
-
5月の野菜生育状況と価格見通し だいこん、はくさい、キャベツなど平年並み 農水省2025年5月2日
-
「ウェザーニュースPro」霜予測とひょう予測を追加 農業向け機能を強化2025年5月2日
-
東京・大阪の直営飲食店舗で「岩手県産 和牛とお米のフェア」を5月1日から開催 JA全農いわて2025年5月2日
-
新潟市産ももで食育出前授業を開催 JA全農にいがた2025年5月2日
-
山形県さくらんぼハウス栽培研究会が研修会を開催 山形県さくらんぼハウス栽培研究会2025年5月2日
-
全農直営飲食店舗で「いわて純情米」フェアを5月29日まで開催 JA全農いわて2025年5月2日
-
トランプ農政・小規模農家に暗雲 熊本学園大学教授 佐藤加寿子氏【トランプの世界戦略と日本の進路】2025年5月1日
-
新品種から商品開発まで 米の新規需要広げる挑戦 農研機構とグリコ栄養食品2025年5月1日
-
米の販売数量 前年比で86.3%で減少傾向 価格高騰の影響か 3月末2025年5月1日