カリキュラムにSDGs ソムリエ養成講座変更 JCAが今年度から2020年4月7日
日本協同組合連携機構(JCA)は今年度から食育ソムリエ養成講座のカリキュラムを変更する。SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みや中食・外食への依存が高まったことに対応した。
同機構の食育ソムリエテキスト委員会で、講座のカリキュラムについて検討してきた。変更点は、(1)SDGs時代に対応し、食育を通じて持続可能な食と農を実現する、(2)中食・外食への依存の高まりに対応し、素材から調理の楽しさを伝える、(3)地場農産物への志向を醸成するため、農業の価値や魅力を伝えるための中身やスキルを強化する。
さらに認定後の食育ソムリエのスキルアップの支援を充実。特にソムリエの活動の場である農産物直売所が、成熟期に入り、「食」の提案が直売所の価値になっていることから、現場のスキル強化が重要になっている。
特にスキルアップ講座は、現場でのスキル強化とともに、食と農に関し、ソムリエとしての自分の強みを生かしたて食育を考える機会を提供する。具体的には、効果的なPOPの書き方、写真の撮り方、素材を生かすレシピ開発などの講座がある。
なおソムリエ養成講座は6月と12月の年2回開き、生産者コースと直売所従業員コースがある。いずれも在宅で学習できる通信教育講座で、生産者コースは第1回から4回までの科目ごとに学習し、その都度、課題レポートを提出。最後に資格認定試験を行う。直売所従業員コースは、毎月、職場または自宅で郵送されたテキストに沿って、課題レポートを提出(年4回).最後に資格認定試験を行い、その成績ならびに課題レポートの評価点で合否を判定する。
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