農業現場とつなぎイノベーションに挑戦-(一社)アグベンチャーラボ 荻野浩輝代表理事理事長 JA全国女性大会で取り組み紹介2021年1月22日
JA全国女性組織協議会は1月20日、第66回JA全国女性大会を開いた。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から初のウェブ中継となり、会場となった東京千代田区のアグベンチャーラボからユーチューブを使って開催。大会ではアグベンチャーラボを運営する荻野浩輝代表理事理事長が、アグベンチャーラボの概要やJAアクセラレータープログラムなどの取り組みを紹介した。
アグベンチャーラボの取り組みを語る荻野代表理事理事長
JAグループのさまざまな事業と、食と農業と暮らし技術やアイデアを持ったスタートアップ企業などをつなぎ、食と農業と暮らしにかかわる社会課題の解決をめざすアグベンチャーラボは全中、全農、農林中金など8団体が設立。ベンチャー企業や大学、地方自治体と協業、オープン・イノベーションを促進させ事業創出をめざす拠点として、2019年に東京・大手町にワーキングスペースやセミナーを開催できるホールを開設した。
活動の中心となっているJAアクセラレータープログラムは、食と農業と暮らしにかかわる社会課題の解決に向け、革新的なアイデアや技術を有するスタートアップ企業の成長を支援する取り組み。第一期は応募数190社の中から選んだ7社のスタートアップ企業に対し、約4カ月にわたりビジネスプランのブラッシュアップやJAグループとの協業検討を実施。第二期となる今年度は約160社の応募の中から8社を選び、11月に成果発表会を開催した。
第三期のアクセラレーターの募集は1月~3月に開始予定。選考は4月~5月に行い、アクセラレート期間は6月~11月としている。第二期と同様に農業・くらし、金融等の分野で幅広く募集する。
現在、「つくる楽しみをわかちあう」をコンセプトに、旬のレシピを家族でシェアして、家族内での食事をきっかけにコミュニケーションを楽しむことができるモバイルアプリ「エプロンシェア」の開発を進めている。アプリ内では、JAレシピの簡単検索や夕飯で食べたいものを家族にアンケートできるサービスを検討している。また、昨年10月にはYoutubeにアグラボchannelを開設し、オンラインでのイベントやセミナー等のコンテンツを公開。今後はスタートアップ企業の紹介や農業現場の紹介コンテンツ等を予定している。
荻野代表理事理事長は「我々の強みは起業家と農業者が直接言葉と交わせる場所であること。さまざまな人と手をつなぎ、イノベーションにチャレンジしていきたい」と話した。
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