「食と農」への熱い想い発信を JA全国女性協が特別決議2024年5月24日
JA全国女性組織協議会は5月23日、東京・大手町のJAビルで第74回通常総会を開き、2024年度の活動計画などを決めるとともに、特別決議を採択した。
第74回JA全国女性協通常総会
久保町子会長は「JA女性組織はJAととともに地域に寄り添い、仲間とともに考える協同の力を発揮できる組織」と強調し、食と農の大切さを学び「失われつつある地域の伝統食の継承に力を入れてほしい」と述べるとともに、「女性の地位向上をめざし、JA経営にも参加し意見をつないでほしい」などと呼びかけた。
来賓の山野徹JA全中会長は「女性組織は地域とJAをつなぐ重要な活動をしている」と期待を寄せ、JAの理事にも就任するなど「JA運営に積極的に参加してほしい」と述べた。
活動計画の基本方針は、JA女性組織3か年計画「JA女性 想いをひとつに かなえよう」の実践最終年度であり、消費者と生産者、JA役職員とJA女性組織、メンバー同士のつながりを大切に食と農、地域を守る運動を進める。とくに国消国産の推進と伝統食の継承、食農教育に取り組む。
また、JA運営への女性参画目標である「正組合員30%以上、総代15%以上、理事等15%以上」をめざす。
次世代のリーダーを育成するため23年度から始めた「フレッシュミズ・リーダー育成ウェブ講座」を今年度も引き続き開催する。
総会では「みんなの想いをひとつにして『幸せ』の実現をめざそう!」と題した特別決議を採択した。決議ではJA女性組織は農業者であり、消費者でもあることから「食と農」に熱い想いを持ち、発信していくことができるとして、「多くの地域住民を巻き込んだ取り組みを実践し、理解者を増やすことで、食と農を守り、みんのくらしに「幸せ」をもたらすことができる」などの決意を示している。
総会ではJA全国女性協の理事の鉾之原法子JA鹿児島県女性組織協議会に退任にともない就任した永吉ゆりか会長を新たに理事に選任した。
総会では仲間づくり運動などで優良実績表彰が行われた。
〈JA女性組織仲間づくり運動優良実績表彰〉
◯増加数の部:栃木県・JA佐野女性会(年間352人増加)
◯増加率の部:滋賀県・JAこうか女性部(34.73%増)
〈JA女性組織フレッシュミズ仲間づくり運動優良実績表彰〉
◯新規設立の部:千葉県・JA長生フレッシュミズ「ハコカラキッチン」◯増加数の部:和歌山県・JAみくまの女性会フレッシュミズ部会(同21人増)、大分県・JAおおいた豊後大野女性部フレッシュミズ部会(同21人増)
◯増加率の部:岡山県・JA晴れの国岡山真庭女性部(同217%)
〈全JA女性組織メンバーの組合員加入運動優良実績表彰〉
◯栃木県・JA佐野女性会
◯静岡県・JAふじ伊豆女性部
◯鹿児島県・JA肝付吾平町女性部
〈JA女性組織仲間づくり旅行企画表彰〉
◯社会貢献:青森県・JAつがる弘前、大阪府・JA大阪女性協議会
◯交流:静岡県・JAおおいがわ女性部藤枝ブロック、滋賀県・JAしが女性協議会
◯いきがいづくり:滋賀県・JAこうか女性部、京都府・JA京都女性部
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