イオンの若手青果担当者が「ぎふ清流GAP」認証トマトの農業体験 JA全農岐阜2025年7月3日
JA全農岐阜は6月26日、イオンリテール中部カンパニーの若手青果担当者を招いて「ぎふ清流GAP」の認証農場でトマトの収穫や袋詰め体験を開いた。
「ぎふ清流GAP」を学ぶ参加者(左)、中玉トマトを収穫(中央)、規定量を袋に詰める(右)
イオンリテールは県が定めた農場評価基準「ぎふ清流GAP」にパートナー登録しており、生産者と消費者をつなぐ役割を果たしている。各店舗の青果担当として従事する11人は、日頃「ぎふ清流GAP」認証商品を取り扱っているが、生産工程の体験は初めて。
座学でGAP評価基準を満たすための農場管理や、トマト栽培についての講義を受けた後、GAP認証農場の「大熊農園」へ移動。糸貫トマト振興会大熊昭哲会長から、トマト栽培の工程や栄養価を、写真やイラストを交えて学んだ。制度に基づき、細菌の混入を防ぐ靴カバーやキャップ・ゴム手袋を着用し、広大なハウスの中へ入り、赤く色づいた中玉トマトを収穫した。その後、一つ一つ丁寧に品質を確かめながら、規定量になるよう袋に詰めた。
参加者は「今回の体験で青果物への思いがより強くなった。大切に生産された商品を消費者に提供する責任の重さを改めて感じた」と話した。大熊会長は「GAP認証取得は手間もかかるが、消費者に安心して食べてもらえる証になる。ここでの経験を売り場づくりに活かして欲しい」と激励した。収穫・袋詰めされたトマトは、週末にイオン岐阜店で開かれた「GAPフェア」で店頭に並び、来店者に提供された。
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