JAの活動:ヒント&ピント ~JAの広報誌から~
5月号の特集を探る【ヒント&ピント~JAの広報誌から】2022年5月28日
JAの広報誌は、組合員にとって、「これまで知らなかった」「気が付かなかった」ことを情報として提供するところにその役割がある。それによって人々は「知識」を身につけ、生活の向上につなげる。そんな特集を5月号のJA広報誌から拾った。
ウクライナ戦争で食料の安全保障が問題になっている。簡単にカロリーベースの日本の食料自給率37%、生産額ベースで67%というが、その違いの意味はどこにあるか、国内の畜産物でも輸入飼料による生産分は反映されていないなど、単に数字だけで判断すると間違いを起こしかねない。
「みどりの風」では、品目ごとの自給率を詳細に示すとともに、輸入に頼る危険性を指摘し、JAグループが取り組んでいる〝国消国産〟の取り組みを紹介。さらにJAいちかわはできることを提起している。6ページにおよぶ大作である。
横浜の四季折々の「農と緑のある風景」を紹介している。公園のバラ園や街路樹の並木の美しさはもちろんだが、普段、あまり気が付かないが、主幹を横に寝かせて隣の樹につなぐ「ジョイント栽培」でつながった梨園や、2条薪した発芽後間もない小松菜がレールのようにまっすぐ並んだ畑などを写真でうまく表現している。
脱穀後の稲わらを干した水田の写真もある。いくつか手刈りやバインダーで稲刈りする農家も残っている。公園に移築した藁ぶき屋根の民家や里山の郷愁を誘う風景も紹介している。企画の着眼点がよい。
いま、全国のJAで「スマホ教室」が人気である。スマートフォンやタブレットが普及し、インターネットを使う機会が増えている。高齢者が、〝ガラパゴス世代〟といって開き直ってすむ時代ではなさそうだ。「MINORI」の「インターネット時代のJAまるごと活用法」は、こうした世代にも分かりやすく説明している。
JAネットバンクからJA共済webマイページ、Z-GIS全農営農管理システム、JAタウン、さらにはJAグループ兵庫中古農機webなどの使い方を、写真つきで分かり易く説明。QRコードからもアクセスできる。
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