JAの活動:年頭のあいさつ2021
【年頭あいさつ】感染症から地域守る 山野徹氏(全国厚生農業協同組合連合会経営管理委員会会長)2021年1月2日

全国厚生農業協同組合連合会
経営管理委員会会長
令和3年の新春を迎え、謹んでお慶び申しあげます。
JA組合員ならびに地域住民の皆さま方には、日頃よりJA厚生事業にご理解とご協力を賜り厚く御礼を申しあげます。
昨年から、新型コロナウイルス感染症が世界各地で猛威を振るっております。新型コロナウイルス感染症に罹患された方々にお見舞い申しあげますとともに、亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申しあげます。
また、全国の医療機関で働く皆さまにおかれましては、感染予防対策、コロナ患者の受け入れ対応などで、大変な状況が続いているかと存じます。日々奮闘する皆さまのご苦労に心より敬意を表しますとともに、同感染症の一刻も早い収束を願っております。
JA厚生連では、新型コロナウイルス感染症の国内発生時から多くのコロナ患者を受け入れてきました。その一方で、経営面では厳しい状況に追い込まれています。受診控えや予定入院の延期等によって、入院患者・外来患者ともに大きく減少したほか、各種健診活動の中止などにより、健診受診者数も大幅に減少しました。とりわけ、コロナ患者を受け入れている病院は、受け入れに伴う風評被害も相まって、大変厳しい状況となっております。
こうした状況をふまえ、JA全厚連では、厚生連の経営支援を最重要課題に位置付け、様々な活動を行ってきました。
特に、補助金の獲得や福祉医療機構からの優遇融資について、各厚生連の担当者と緊密な連携を行うとともに、各厚生連の情報を収集し、好事例の紹介を行いました。これらの取り組みによって一定の経営改善の兆しが認められるものの、経営上の損失を補うにはまだ十分でないことから、引き続き補助金獲得のための要請活動などを行っていくこととしています。
要請活動については、各医療団体とも連携して行っており、昨年4月、地方に多くの病院を有する6団体で構成する「地域医療を守る病院協議会」として要請を行ったほか、7月には、JA厚生連と同じ公的医療団体である日本赤十字社・社会福祉法人恩賜財団済生会と連携し、厚生労働省などへ要請活動を行いました。
こうした要請活動などを通じて、少しずつではありますが、医療機関に対する支援も拡充されつつあると感じております。各医療団体が連携し、医療現場の窮状について、引き続きしっかりメッセージを発信していくことが重要であると考えます。
令和3年においても、当面は新型コロナウイルス感染症への対応が大きな課題になるかと思いますが、JA全厚連役職員一丸となって地域医療を守るため、しっかりとした取り組みを進めてまいる所存ですので、引き続き、皆さま方におかれましても、より一層のご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申しあげます。
最新の記事
-
受賞者15人 さらなる活躍を 第44回農協人文化賞2023年12月6日
-
北海道農業の危機は日本の危機【小松泰信・地方の眼力】2023年12月6日
-
23年産米1等比率 61.3% 10月31日現在 農水省2023年12月6日
-
JA古川 地元小中学生に稲刈り体験2023年12月6日
-
【注意報】キャベツにチョウ目幼虫 本島南部地域で多発のおそれ 沖縄県2023年12月6日
-
【注意報】キャベツにコナガ 本島南部地域で多発のおそれ 沖縄県2023年12月6日
-
雪平莉左の「ゆるふわたいむ」熊本県ロケ第2弾「みのる食堂アミュプラザくまもと」でコラボメニュー紹介 JAタウン2023年12月6日
-
鮮度にこだわり この時期ならではの「ゆずドリンク」数量限定で販売 馬路村農業協同組合2023年12月6日
-
自社栽培の近鉄いちご「はるかすまいる」 販売開始 近鉄百貨店2023年12月6日
-
「20周年感謝イベント」10日に開催 グリーンコープ生協おかやま2023年12月6日
-
TATSUJIN AWARDSSWITCH2023「空室対策収益最大化の達人賞」受賞 JAアメニティハウス2023年12月6日
-
株式会社フェイガーへ出資 農林中金キャピタル2023年12月6日
-
廃棄タネでSDGsアート 2024年の干支「辰」制作 タキイ種苗2023年12月6日
-
日本農業遺産に認定「丹波黒大豆」まもなく出荷最盛期 兵庫県丹波篠山市2023年12月6日
-
「今年の一皿」2023年は「ご馳走おにぎり」に決定 ぐるなび2023年12月6日
-
宅配の仕組み学べる「おしごと体験」冬休みに開催 パルシステム2023年12月6日
-
鳥インフル サウスダコタ州など3州からの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2023年12月6日
-
鳥インフル アルゼンチンからの家きん肉等 一時輸入停止措置を解除 農水省2023年12月6日
-
創刊100年の月刊『現代農業』新コーナー「みんなで農!」登場 農文協2023年12月6日
-
植物由来の物質が土壌中の硝化を抑制 分子メカニズムを世界で初めて解明 農研機構2023年12月6日