4月15~17日 新潟でWFOが総会2013年4月9日
世界農業者機構(WFO=World Farmer's Organisation、本部:イタリア・ローマ)は4月15?17日の3日間、新潟で第3回総会を行う。食糧安全保障など世界共通の農業問題を話し合う予定で、37カ国46団体が参加する。
WFOは生産者の生活向上や農村社会の活性化、食料安全保障への貢献、生産者の組織化促進、食料の生産・流通・販売における生産者の影響力強化、などをめざし、各国の農業団体、農業協同組合組織が結集しようと2011年3月に設立された。
会長はロバート・カールソン米国ナショナルファーマーズユニオン副会長。日本からはJA全中の萬歳章会長がアジア代表理事を務めている。
これまで南アフリカ、イタリアで総会が開催されたが、日本で総会が開催されるのは初めて。
初日の15日は、10時30分からカルチャーイベント、11時から開会式を行う。
16日は、9時から気候変動、青年と女性、バリューチェーン、食糧安全保障、の4つのテーマ別セッション(すべて90分)を順次開催。食糧安全保障には、飛田稔章JA全中副会長が出演する。
最終日の17日は、今後の課題(財政、投資、研究)をテーマにセッション5が開催され、12時30分に閉会。
会場はすべて「朱鷺メッセ」(新潟市中央区)。
◇
詳しいスケジュールは次の通り(敬称略)。
【15日】
▽9:00~ 受付開始
▽10:30~11:00 カルチャーイベント
▽11:00~12:30 開会式
【16日】
▽9:00~10:30 セッション1「気候変動」
出演者:ロバート・カールソン(WFO会長)、ヴィトゥーン・ニューパニット(タイ協同組合連盟会長)、ロバート・ステファンスキ(世界気象機関)
ソク・ソタ(CFAP専務理事)
▽11:00~12:30 セッション2「青年と女性」
出演者:ベティ・アチャン・オグワロ(南スーダン農林大臣)、ディネシ(インド協同組合中央会専務理事)、スーザン・カールソン(WFO女性委員会議長)、ローレント・フランツ(Ceja副会長)
▽14:30~16:00 セッション3「バリューチェーン」
出演者:ザヴィエ・ブーラン(フランス農業団体連合会会長)、ストリスノ・イワントノ(インドネシア農業者農政運動組織会長)、マルセル・グロロー(カナダ農業者連盟)、ダニエル・ガッド(エチオピア、オメガファオーム)
▽16:30~18:00 セッション4「食糧安全保障」
出演者:リュク・ギュイヨー(FAO理事会独立議長)、飛田稔章(JA全中副会長)、キャサリン・チメンヤ(マラウィ小作農業者連盟会長)、ラジーブ・チョーハン(ヒマラヤ農業者機構会長)
【17日】
▽9:00~10:30 セッション5「今後の課題ー財政、投資、研究」
出演者:ジャック・シャバ(スイス農業省研究教育局副局長)、ジーン・モーゼス(国際金融公社、農業ストラテジスト)、ルイス・ミゲル・エチェベレ(アルゼンチン農村協会会長)
▽12:30~13:00 閉会式
(関連記事)
・JA全中・村上光雄副会長に聞く――世界農業者機構 第1回総会(2011.10.18)
・揺らぐ地球の食料安保――先物取引 投機筋が8割占める(2011.03.08)
・WTO国際シンポ――貿易自由化で飢える人々は救えない!!(2010.03.31)
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