需要267万9000tと微増 平成29でん粉年度の需給見通しで2018年4月3日
農林水産省はこのほど、平成29年でん粉年度(30年10月~31年9月)の需給見通しを発表した。
同省によると、同年度のでん粉需要量は、近年の需要動向などを総合的に勘案して、267万9000t(対前年比1.0%増、2万6000t)と見込んだ。用途ごとの需要量の見込みは次の通り。
(表)平成29年でん粉年度の需要量の見通し
(表をクリックすると大きな画像が表示されます。)
糖化製品の需要量は、175万8000t(同0.3%増、5000t増)、化工でん粉は33万6000t(同0.3%減、1000t減)、製紙用やビール用、片栗粉用などのその他は58万5000t(同3.7%増、2万1000t増)と見込んでいる。
同省は「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」により、でん粉に関して適切な価格調整を図るため、年2回でん粉の需給見通しを作成している。今後の需要量と供給量の見通しを示すことで生産者や製造事業者、実需者などの事業活動に供するのが目的。
(表)平成29年でん粉年度の供給量の見通し
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糖化製品とは異性化糖、ぶどう糖、水あめなど。化工でん粉はでん粉に物理的、酵素的または化学的に化工を加えたでん粉のこと。
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