病害虫まん延防止の国際条約会議で結果報告2018年5月31日
・植物検疫措置の国際基準でも新提案募集農水省
農林水産省は6月13日、同省内で第13回国際植物防疫条約年次総会(CPM-13)報告会を開く。また植物検疫措置に関する国際基準(ISPM)についての新たな提案募集の説明会も併せて開催する。
今年4月16日から20日まで、イタリア・ローマ市において国際植物防疫条約(IPPC)年次総会が開かれた。わが国からは農水省が代表団として出席。総会結果を広く周知するために報告会を開く。
またIPPC事務局では、「植物検疫措置に関する国際基準」(ISPM)の新たな提案募集を2年に1度実施しているが、今年はその年に当たり、5月1日から8月31日までが募集期間となっている。
CPM-13では、ISPMなどを円滑に実施するためのマニュアル作成について、加盟国からの提案を募集することが決定。同省ではその提案募集についての説明会を開催し、広く関係者との意見交換を行う。
IPPCは、植物や植物由来の製品に対する病害虫侵入とまん延を防止し、病害虫防除のための適切な植物検疫措置を確保することを目的とした条約。
また、CPMは年に1回、国際連合食糧農業機関(FAO)本部で開催され、ISPMの採択などが行われる。
なお、新たなISPMやマニュアルなどの提案に関するわが国の意見を取りまとめるに当たり、7月4日まで、次の同省ホームページでも意見を募集する。
○意見募集ページ:植物検疫措置に関する新たな国際基準等の提案募集に関する意見提出フォーム
○日時:6月13日、午後2時から4時まで
○会場:同省別館消費・安全局第1会議室
○議題:
(1)IPPC年次総会での議論と今後の予定
(2)ISPMについての新たな国際基準の提案募集
○参加人数:40名程度
○申込方法:インターネットのみ
○申込フォーム:「第13回国際植物防疫条約年次総会(CPM-13)報告会及び植物検疫措置に関する新たな国際基準等の提案募集に関する説明会」参加申込
○申込締切:6月11日、午後5時まで(希望者多数の場合は抽選)
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