中国と検疫強化などで協力覚書 農水省2019年11月20日
11月18日、伊東良孝農林水産副大臣と中国海関総署の王令浚副署長との間で、「出入国旅客の携帯品及び郵便物の検査及び検疫の強化に関する協力覚書」(協力覚書)への署名が行われた。
農林水産省は今後、この協力覚書に基づき、家畜の伝染性疾病や植物の病害虫のまん延防止に関して、日中当局間の協力を強化する。
協力覚書に署名する伊東良孝農林水産副大臣(右)と王令浚中国海関総署副署長(左)
アジアで口蹄疫などの越境性動物疾病の流行が継続し、近年はASF(アフリカ豚コレラ)の流行が拡大している。
世界的に家畜の伝染性疾病や植物の病害虫のまん延防止が重要となるなかで、日中双方への旅行客が増加しており、関係国との情報交換や協力の重要性が高まっている。
このような状況を踏まえ、中国の検疫当局と旅客の携帯品および郵便物の検査に関する協力を強化するため、平成28年9月以降、協力覚書の取り決めについて相談してきたが、18日に伊東農林水産副大臣と王令?副署長との間で、協力覚書への署名を行った。
◎協力覚書の主な内容
▽情報交換
出入国旅客の携帯品および郵便物の検査に関する法令、検査の技術標準などに関する情報共有。
▽検疫技術協力
検疫探知犬、X線装置などを用いた検査、精密検査などにおける技術協力。
▽検疫における協力
旅客への検疫措置の周知、不正持出し防止手法の検討、広報活動に関する協力。
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