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キンギョソウの花の成分で乾燥肌をケア サティス製薬2019年11月26日

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 (株)サティス製薬は、「1人でも多くの女性に正しい綺麗を」をビジョンに掲げ、植物を独特に活用した原料の開発と化粧品OEM製造を行っている。
 同社は、国産食用花であるキンギョソウから心理的ストレスによる乾燥肌を特異的にケアする新原料を開発したと11月25日に発表した。

 同社は、ストレスホルモン「コルチゾール」が、表皮細胞が創り出す潤い成分「表皮ヒアルロン酸」を減少させてしまうことを発見。そして、この減少を防ぐことができる化粧品原料『低分子金魚花グルクロニド』の開発に成功した。同社は、この化粧品原料が、現代人が抱える様々なストレスから肌を守ることが期待できるという。

 この研究開発の具体的な内容は次のとおり。

◆心理的ストレスによる肌の乾燥

 皮膚には全身の総ヒアルロン酸量の約50%が存在し、皮膚真皮層だけでなく、表皮層、およびその最外層の角層にもヒアルロン酸が存在することが知られている。
 真皮のヒアルロン酸は肌にハリを与えてシワやタルミを防いでいる。表皮のヒアルロン酸によって肌の水分量が保たれ、保湿機能が維持される。
 ところが、持続的な心理的ストレスでホルモンバランスが乱れコルチゾールが増加すると、皮膚バリア機能が損なわれ、皮膚の乾燥が進行してしまう。

◆ストレスにより表皮ヒアルロン酸合成酵素?3が低下することを発見

 表皮細胞にコルチゾールを添加し、保湿関連遺伝子の発現量の変化を解析した結果、従来知られているフィラグリン低下に加えて、表皮ヒアルロン酸合成酵素?3(HAS3)の発言が低下していることを発見した。
 そこで同社では、ストレスによる肌の乾燥をケアするために、HAS3低下を抑制する天然原料を開発しようと考えた。

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コルチゾールが潤い成分を減少させることを発見した。


◆多彩な花色をもつキンギョソウに注目

 そこで、注目したのがキンギョソウの花。キンギョソウは、フラボノイド研究のモデル植物としても活用されている。その花弁は、黄、赤、ピンク、白、オレンジ、紫、クリムゾン、混色などの多彩な色を安定的に形成している。この安定化には希少成分「アピゲニングルクロニド(APGN)」が関わっていると考えられている。
 APGNは、高山などの過酷な環境の下で生育する植物に多いことは知れられていたが、植物における役割はまだほとんど分かっていない。
 同社では、このAPGNを活用できれば、グルクロン酸で構成されるヒアルロン酸の代謝を制御できるユニークな化粧品原料を開発できると考えた。
 ただ、有効成分を見つけても、人の皮膚の角層にしっかり浸透しなければ高い効果は期待できない。そこで、同社は高分子で存在しているAPGNを低分子化することで、角層浸透性を大幅に向上させることに成功し、キンギョソウ花エキスを、『低分子金魚花グルクロニド』と名付けた。
 同社によると、キンギョソウ花エキスは、コルチゾールによる表皮HAS3の発現低下を防ぎ、ヒアルロン酸産生能をストレスフリー状態と同等に維持した。
 これは、ストレス時の表皮ヒアルロン酸の減少を抑制することで、肌のインナードライを防ぎ、肌の潤いを守る効果が期待できるのだという。

キンギョソウの花

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