ビワの収穫量は23%増 令和元年産農林水産統計2019年11月28日
農林水産省は11月26日、令和元年産ビワ、オウトウ、ウメの結果樹面積、収穫量および出荷量を公表した。
ビワの結果樹面積は1110haで前年産に比べ60ha(5%)減少した。これは、高齢化による労力不足に伴う廃園があったことなどによる。10a当たり収量は309kgで、前年産に比べ71kg(30%)上回った。おおむね天候に恵まれ順調に生育したことから、作柄の悪かった前年産を上回った。収穫量は3430tで前年比640t(23%)増加。出荷量は2820tで前年比520トン(23%)増加した。
都道府県別の収穫量割合は、長崎県が33%、千葉県が16%、鹿児島県が7%、香川県が7%、愛媛県が6%。この5県で全国の約7割を占めている。
オウトウの結果樹面積は4320haで、前年産に比べ30ha(1%)減少した。10a当たりの収量は373kgで、前年産に比べ43kg(10%)下回った。これは、山形県で開花期の低温等の影響による受精不良で、着果数が少なかったため。収穫量は1万6100t、出荷量は1万4400tで前年産に比べそれぞれ2000t(11%)、1800t(11%)減少した。都道府県別の収穫量割合は、山形県が全国の約7割を占めている。
ウメの結果樹面積は1万4500haで前年産に比べ300ha(2%)減少した。10a当たり収量は608kgで、前年産に比べ151kg(20%)下回った。これは、和歌山県で前年の台風21号の影響により着果数が少なかったことに加え、少雨の影響により果実の肥大が抑制され、作柄の良かった前年産を下回ったため。収穫量は8万8100t、出荷量は7万7700tで前年産に比べそれぞれ2万4300t(22%)、2万1500t(22%)減少した。都道府県別の収穫量割合は、和歌山県が全国の約7割を占めている。
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