災害時用備蓄食料を提供 フードバンク活動に 農林水産省2019年12月24日
農林水産省は、備蓄の役割を終えた災害時用備蓄食料をフードバンク活動団体等に提供する。備蓄の役割は終えたが、賞味期限にまだ余裕のある食品の有効活用を図り、食品ロスを削減するため、同省では初めての取り組みとして行う。
同省は、災害時に非常時優先業務ができるよう、食料の備蓄を行っている。これまで、災害時用備蓄食料を更新する際には、その役割を終えたものとして、廃棄していたが、今年10月の食品ロス削減推進法の施行など、食品ロス削減に向けた機運が高まる中、備蓄の役割を終えた食品のうち、賞味期限にまだ余裕のある食品について、フードバンク活動団体などに提供することを決めた。
提供品目は、賞味期限が2020年1月の「やわらかご飯」(内容量280g)で1万2000食分。NPO法人FUKUSHIMAいのちの水、社会福祉法人世田谷区社会福祉協議会、フードバンク桐生、NPO法人日本もったいない食品センターの4団体に提供する。
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