食品ロス削減へ 新技術活用したビジネスを募集 農林水産省2019年12月24日
農林水産省は12月23日から令和2年1月16日の期間、ICTやAI等の新技術を活用した食品ロス削減に効果的なビジネスを、民間企業などから募集する。応募されたビジネスは、同省のホームページなどで紹介するほか、応募者が食品関連事業者と直接対話できる交流会を令和2年2月頃に開くことを予定している。
募集するのは、ICTやAIなどの新技術を活用した、食品製造業、卸売業、小売業、外食産業など食品産業の食品ロス削減に効果的なビジネス。例えば、▽需要を予測し、適時適量を製造・発注・仕込みすることができる、▽季節外れや消費期限・賞味期限が迫った食品を売り切ることができる、▽仕込みすぎてしまった料理を売り切ることができる、などのビジネスで、すでに食品関連事業者が利用可能なもの。有償・無償は問わない。
応募されたビジネスについては、食品ロス削減の効果にかかる情報が整理されているか、虚偽や不適切な内容の記載がないかを確認の上、 食品産業での活用が図られるよう、同省のホームページにて紹介したり、パンフレットや事例集として利用する。また、特にニーズが高いと考えられるビジネスについては、応募者が食品関連事業者と直接対話できる交流会で紹介する。
日本の食品ロスは年間643万トン(平成28年度)発生しており、その削減が大きな課題となっている。今年は、2000年度比で2030年度までに食品産業から発生する食品ロスを半減する目標を設定。新たに施行された「食品ロスの削減の推進に関する法律」に基づき、基本方針の策定を進めているが、食品産業の個々の努力で事業系食品ロスを半減することは難しく、近年はICTやAIなど新技術を活用した高度な需要予測や未利用食品の販売など、食品ロスの発生防止につながる新たな民間ビジネスが始まっている。同省はこうした食品ロス削減に効果的なビジネスを、広く募集し取り組みを促進していく。
問い合わせは食料産業局バイオマス循環資源課食品産業環境対策室(電話)03-6744-2066。
応募は、同省ホームページを参照。
https://www.maff.go.jp/j/press/shokusan/kankyoi/191223_18.html
重要な記事
最新の記事
-
【報告3】コウノトリがつなぐ地域と農業 JAたじま常務理事 西谷浩喜氏2024年4月24日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2024年4月24日
-
タケノコの出荷が最盛期を迎える JA熊本市2024年4月24日
-
有機農業は原発依存症に効く【小松泰信・地方の眼力】2024年4月24日
-
【JA人事】JAびらとり(北海道) 仲山浩組合長が再任2024年4月24日
-
【JA人事】JAいわみざわ(北海道) 引頭一宏組合長を再任2024年4月24日
-
「第20回オフィス防災EXPO【春】」出展 長期保存可能で調理に手がかからない非常食をPR サタケ2024年4月24日
-
福岡で初の体験展示会「アシストスーツEXPOinFUKUOKA2024」開催2024年4月24日
-
東京・大阪のBBQ施設で「ロングライフ牛乳」2万本 GWに無償配布 日本テトラパック2024年4月24日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」徳島県で阿波踊りを体験 JAタウン2024年4月24日
-
期間限定「牛乳が飲みたくなるあんぱん」新発売『ミルク大臣』寺田心の新CM公開2024年4月24日
-
「応援しよう能登!つながろうこども食堂!こどもの日イベント2024」開催 むすびえ2024年4月24日
-
米ぬか由来ナノ粒子の抗がん作用を確認 東京理科大学2024年4月24日
-
不要な「園芸用土」リサイクル回収の取組を強化 島忠2024年4月24日
-
淡路島で収穫体験「Awaji Nature Lab&Resort」27日から開催2024年4月24日
-
総供給高は7か月連続で前年超え 3月度供給高速報 日本生協連2024年4月24日
-
旬のフルーツ詰め合わせた「母の日ギフト」オンラインショップ「Seika」で販売2024年4月24日
-
各界トップランナーの講義を1冊に集約『北海道未来学』発売 コープさっぽろ2024年4月24日
-
温暖化に対応 パインアップル品質予測モデルを開発 農研機構2024年4月24日
-
3年連続で健康優良企業「銀」健康づくりの取り組みが評価 パルシステム2024年4月24日