「食品産業もったいない大賞」でコープデリ連合会が局長賞2019年12月27日
コープデリ生活協同組合連合会(コープデリ連合会)は、フードチェン全体で食品ロス削減を推進する「もったいないアクション」の取り組みが評価され「第7回食品産業もったいない大賞」で『農林水産省食品産業局長賞』を受賞した。
「食品産業もったいない大賞」は、(公財)食品等流通合理化促進機構が主催し、農林水産省が協賛し、環境省と消費者庁が後援している。
コープデリグループは、賞品の生産・加工・流通・消費の各段階で、産地・物流センター・店舗・組合員家庭と共に食品ロス削減に取り組んでいる。今回、食品産業局長賞を受賞した「もったいないアクション」の取り組みと実績の概要は次のとおり。
▽規格外農産物の取り扱い
傷やサイズ違いで規格外品となる野菜や果物など、見た目は劣るが味への影響がない農産物を組合員に「訳を伝えて」"お得"な価格で提供。規格外品の取り扱いは、2018年度50億5000万円だった。
▽フードバンクなどへの寄贈
物流センター残品のお米や農産物、流通段階で袋が破れてしまったお米をフードバンクなどに寄贈している。また、一部の組合員活動施設や店舗に常設のフードドライブボックスを設置している。商品はフードバンクなどを通じ、生活困窮者、福祉施設、子ども食堂などに提供。2018年度は、農産物予備品1万7000t、米7.6t、フードドライブ6.7tを寄贈した。
▽食品廃棄物のリサイクル
消費・賞味期限切れ商品や調理・加工の際に出る食品残さを、飼料や肥料、魚油、バイオガスなどにリサイクル利用。食品廃棄物リサイクル率は8割を超え、2018年度は84.2%に達している。
▽商品納品期限の延長
2018年9月から、賞味期間180日以上の商品は"1/2ルール"で運用している。納品期限を緩和することで食品ロス削減につなげている。
▽エコクッキング教室・出前学習会の開催
家庭内で発生する食品残さを少なくするために、組合員が自主的な活動としてエコクッキング教室や出前学習会を開催している。組合員活動の食品ロス削減意識の高揚と活発な組合員独自の発展につながっている。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にシロイチモジヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月22日
-
【注意報】カキ、かんきつ類、ナシに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 三重県2025年9月22日
-
アメリカ産米 輸入量2000倍に 民間輸入が急増2025年9月22日
-
【サステナ防除のすすめ2025】施設イチゴ 低温好み病害多く2025年9月22日
-
備蓄米の有効活用法が席上取引会で話題に【熊野孝文・米マーケット情報】2025年9月22日
-
過去最高 60kg2万4825円 24年産米平均価格2025年9月22日
-
米価 3週連続上昇 5kg4275円 農水省2025年9月22日
-
「企業と森林の共創によるwin-winな未来へ」シンポジウム開催 農水省2025年9月22日
-
秋の味覚「長野県産ぶどう三姉妹フェア」26日から開催 JA全農2025年9月22日
-
地域振興支援プロジェクト JR大阪駅で「みのりみのるマルシェ京都の実り」開催 JA全農2025年9月22日
-
名古屋市が発行する「グリーン/ネイチャーボンド」に投資 JA共済連2025年9月22日
-
JA共済連が交通ルール意識調査 日常運転に潜む「うっかり違反」リスク明らかに 約7割が学び直し希望2025年9月22日
-
林先生やQuizKnockも登場「食と農でつながる国消国産フェス」開催 JAグループ2025年9月22日
-
社用車のEV化へ となみ衛星通信テレビと共同実証実験開始 JA三井リース2025年9月22日
-
大阪・御堂筋でマルシェ開催 近畿地方の旬の特産物揃う 農林中金大阪支店など「御堂筋天国プロジェクト」2025年9月22日
-
「Diversity Equity & Inclusion Book」を発行 個性や魅力の発揮で新たな価値を生み出す 農林中金2025年9月22日
-
お通じを改善 機能性表示食品「おなかすっきりヨーグルト」新発売 協同乳業2025年9月22日
-
【人事異動】ヤマタネ(10月1日付)2025年9月22日
-
長岡市と地域素材の活用でタッグ 「Biondo」で売り手と買い手つなぐ 住友化学2025年9月22日
-
愛媛県「愛ビーチ制度」で堀江海岸の清掃活動 井関農機2025年9月22日