在来種の美味しさをアピール 福井のそば、東京で「食する会」2020年2月13日
福井県と福井そばルネッサンス推進実行委員会は2月12日、東京都内のそば店で「ふくいそばを食す会」を開いた。福井県は在来種にこだわったそばの生産に力を入れているが、知名度はいま一つ。食環境ジャーナリストの金丸弘美氏をコーディナーターに福井県のそばをPRした。
石臼に興味を示す参加者
東京でも知られた神楽坂のそば店「九頭竜蕎麦」で開かれた「食す会」には、マスコミや料理研究家など、約30人が出席。池田清和神戸学院大学名誉教授(日本穀物科学研究会会長)が、ソバと健康、美容について話し、福井市の斉藤製粉所の斉藤稔氏が、福井県のそばの魅力をアピールした。特に同県の在来種のそばは、実を皮ごと石臼で挽いてそば粉にする「挽きぐるみ」が一般的で、味・香りの優れたそば粉になる。
「食す会」では、細挽きのざるそばと、粗挽きの「越前おろしそば」を食べ比べた。同県でもっとも一般的な食べ方は、大根おろしと一緒に食べる「越前おろしそば」で、大根おろしとそばつゆの使い方にはさまざまなバリエーションがある。参加者は説明を聞きながら、それぞれの自分の好みに合わせて、越前そばを味わった。
福井そばの魅力は素材のよさにある。長年、地元の風土に育てられた在来種を使う。現在、県には22種類の在来種が保管されており、「大野在来」、「丸岡在来」、「今庄在来」、「美山南宮地在来」などを選抜し、ブランド化を進めている。
重要な記事
最新の記事
-
米粉で地域振興 「ご当地米粉めん倶楽部」来年2月設立2025年12月15日 -
25年産米の収穫量746万8000t 前年より67万6000t増 農水省2025年12月15日 -
【年末年始の生乳廃棄回避】20日から農水省緊急支援 Jミルク業界挙げ臨戦態勢2025年12月15日 -
高温時代の米つくり 『現代農業』が32年ぶりに巻頭イネつくり特集 基本から再生二期作、多年草化まで2025年12月15日 -
「食品関連企業の海外展開に関するセミナー」開催 近畿地方発の取組を紹介 農水省2025年12月15日 -
食品関連企業の海外展開に関するセミナー 1月に名古屋市で開催 農水省2025年12月15日 -
【サステナ防除のすすめ】スマート農業の活用法(中)ドローン"功罪"見極め2025年12月15日 -
「虹コン」がクリスマスライブ配信 電話出演や年賀状など特典盛りだくさん JAタウン2025年12月15日 -
「ぬまづ茶 年末年始セール」JAふじ伊豆」で開催中 JAタウン2025年12月15日 -
「JA全農チビリンピック2025」横浜市で開催 アンガールズも登場2025年12月15日 -
【地域を診る】地域の農業・農村は誰が担っているのか 25年農林業センサスの読み方 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年12月15日 -
山梨県の民俗芸能「一之瀬高橋の春駒」東京で1回限りの特別公演 農協観光2025年12月15日 -
迫り来るインド起点の世界食糧危機【森島 賢・正義派の農政論】2025年12月15日 -
「NARO生育・収量予測ツール」イチゴ対応品種を10品種に拡大 農研機構2025年12月15日 -
プロ農家向け一輪管理機「KSX3シリーズ」を新発売 操作性と安全性を向上した新モデル3機種を展開 井関農機2025年12月15日 -
飛翔昆虫、歩行昆虫の異物混入リスクを包括管理 新ブランド「AiPics」始動 日本農薬2025年12月15日 -
中型コンバインに直進アシスト仕様の新型機 井関農機2025年12月15日 -
大型コンバイン「HJシリーズ」の新型機 軽労化と使いやすさ、生産性を向上 井関農機2025年12月15日 -
女性活躍推進企業として「えるぼし認定 2段階目/2つ星」を取得 マルトモ2025年12月15日 -
農家がAIを「右腕」にするワークショップ 愛知県西尾市で開催 SHIFT AI2025年12月15日


































