『農業者のための農福連携ガイド』を発行 農業労働力支援協議会2020年3月2日
JA全中、JA全農、JA共済連、農林中金と(一社)全国農業会議所、(公社)日本農業法人協会で構成する「農業労働力支援協議会」は2月28日、冊子『農業者のための農福連携ガイド─農作業委託(請負)編─』を発行した。
同冊子は、「農福連携」を推進するため、農業者が障害者福祉施設などと請負契約を締結して、障がい者による農作業を実施するための手続きを解説している。
障がい者の農業分野における受け入れを意味する「農福連携」は、近年盛んに行われており、様々なマニュアルがあるが、この冊子は、全24ページに、農福連携に取り組む「農業者」の視点から、障がい者の受け入れを農業者がスムーズに行うためのガイドとして具体的に執筆・編集されているため、実用的で分かりやすい。
このガイドは、日本農業法人協会のWebサイトからダウンロードして入手することができる。
【農業労働力支援協議会における「農業者のための農福連携ガイド―農作業委託(請負)編】
目次は次のとおり。
▽「農福連携」とは
○農福連携の意義と障がい者にできること
▽障がい者を受け入れる ─受け入れまでの流れ○知っておくべき基礎知識
○障がい者を受け入れる2つの方法
○受け入れの流れ(請負契約)
▽実際の例
○長野県セルプセンター協議会 JA松本ハイランド─ポイント:請負契約による受け入れの流れ
○京丸園─ポイント:作業内容の工夫
▽よくあるQ&A
○寒さや暑さに特別な対策は必要か。
○作業上に特別用意すべき設備はあるか。
○障がい者の受け入れ事例を知りたい。
○請負報酬はいくらに設定したらよいか。
○請負契約による障がい者の受け入れにあたって、補助金などはあるか。
○マッチング機関とはどこか。
○どんな作業をお願いできるのか。
○障がい者とどのように接したらよいか。
▽参考様式集
○農作業依頼シート
○請負契約書
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日