「農中 森力(もりぢから)基金」第6回助成案件を決定 農林中金2020年3月4日
農林中央金庫は3月3日、「公益信託 農林中金森林再生基金」、通称「農中 森力(もりぢから)基金」の第6回助成案件を決定した。
この基金では、森林施業の今日的課題の一つである「施業集約化」や「搬出間伐等」の取り組みをさらに加速化させるため、荒廃林の再生事業の中でも特に地域の模範となり、高い波及効果が見込まれる事業や先進性のある事業に、重点的に助成を実施し、地域の中核を担う林業事業体(非営利の法人)の事業実施態勢の整備をサポートする。
こうした観点による審査の結果、本年度(第6回)は、20件の応募の中から9案件、合計1億9500万円の助成が決定した。
決定した助成対象先と事業名は次のとおり。
▽鶴居村森林組合(北海道)
「見(魅)せる」林業モデルによる広葉樹林の再生─「開かれた」森づくりに向けて─
▽遠野地方森林組合(岩手県)
『遠野郷』における民有林森林機能の復活─『民話の里』にふさわしい森林は『作業道のリニューアル』から─
▽石巻地区森林組合(宮城県)
「復興の森林プロジェクト第2章~後世に繋ぐ森・人の想い~」
▽松本広域森林組合・長野県森林組合連合会(長野県)
アカマツ林の再生と豊かな森を目指して~松本市四賀地区の取組み~
▽岡崎森林組合(愛知県)
ぬかた、木望(きぼう)の森~新たな森林整備にむけて~
▽中勢(ちゅうせい)森林組合(三重県)
桜の名所百選「三多気の桜」周辺の森再生事業~航空レーザー計測技術を活用した境界明確化と杉の美林再生~
▽大田(おおだ)市森林組合(島根県) 搬出間伐システム構築に向けた石見銀山モデル事業
▽大洲市森林組合(愛媛県)
針葉樹林・広葉樹林の一体的施業による民有林の再生事業
▽鹿児島県森林組合連合会(鹿児島県)
シラス地域におけるICT技術を利活用した荒廃森林再生事業「維新の翼さつまプロジェクト」
なお、同基金の第7回助成事業について、4月1日(水)から募集が開始される。募集期間は、6月30日(火)(当日消印有効)までとなっている。
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