新型コロナ影響で発生する未利用食品 フードバンクへの情報提供開始 農水省2020年3月5日
農林水産省は、新型コロナウイルス感染症対策に伴い、食品関連事業者から発生する未利用食品に関する情報を集約し、全国のフードバンクに一斉に発信する取り組みを開始した。
新型コロナウイルス感染症対策で中止・延期されたイベントや、小、中学校などの一斉臨時休校により学校給食で活用されなかった多くの食品が、やむを得ず廃棄されることが懸念されている。
こうした状況を踏まえ、農林水産省は、食品関連事業者からフードバンクへの寄附を希望する未利用食品の情報を集約し、全国のフードバンクに一斉に発信する。
取り組みの流れとしては、フードバンクへの寄附を希望する未利用食品がある食品関連事業者は、その情報(食品名、数量、消費期限または賞味期限、保管場所、連絡先等)について、農林水産省にメールで報告すると、同省が、報告のあった未利用食品の情報を一覧としてまとめ、全国のフードバンクに対し一斉にメールで発信する。
各フードバンクは、これらの情報をもとに、食品関連事業者に直接連絡し、受け渡し方法などの具体的な調整を行う。
食品関連事業者が、未利用食品をフードバンクに寄附し、その旨を同省に報告すると、食品関連事業者の同意を得た上で、寄附の実績が公表される。
対象となる食品は、新型コロナウイルス感染症対策に伴って発生する未利用食品。消費期限や賞味期限を過ぎたもの、汚損、破損等により食品衛生上の問題が生じた食品は対象にならない。
詳細は以下の農水省のウェブサイトに記載。
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