食品の安全性に関する有害化学物質及び有害微生物のサーベイランス・モニタリング年次計画を策定 農水省2020年3月11日
農林水産省は3月10日、「令和2年度 食品の安全性に関する有害化学物質及び有害微生物のサーベイランス・モニタリング年次計画」を策定したと発表した。令和2年度は、この計画に基づいて調査を実施する。
同省は、「農林水産省及び厚生労働省における食品の安全性に関するリスク管理の標準手順書」に基づき、国際的に合意された枠組みに則って、食品の安全性に関するリスク管理を行っている。
リスク管理には、リスク管理措置を講ずる必要性とその具体的内容を検討したり、すでに講じているリスク管理措置の有効性を検証したりするために、データを得ることが不可欠。そこで、同省では、サーベイランスおよびモニタリングを優先的に実施すべき危害要因を明示したサーベイランス・モニタリング中期計画ならびに毎年度の調査計画を作成し、計画的に調査を実施している。
今後は、令和2年度計画に基づき、農畜水産物・食品・飼料中やその生産環境中の有害化学物質や有害微生物の実態調査を実施。また、食品安全に関する想定外のリスクが顕在化した場合、問題となる危害要因の食品中の濃度などについて、緊急に調査を実施する。
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