オンライン「eMAFF」で各種申請が可能に 4月から 農水省2020年3月19日
農林水産省は、所管する法令に基づく申請や補助金・交付金の申請をオンラインで行うことができる『農林水産省共通申請サービス(eMAFF)』を整備し、4月から一部の手続きでオンライン申請の受け付けをスタート。
「共通申請サービス(eMAFF)」のオンライン申請の仕組み
現在の行政手続きは、紙で行う手続きがほとんど。多くの書類が必要であったり、その書類を窓口に届けに行くなど、申請者の負担が大きい。
このため政府は行政手続きのオンライン利用を原則化するなど、"デジタルガバメント"の取り組みを推進している。
農水省では、申請者の利便性向上を目指し、同省が所管する法令に基づく申請や補助金・交付金の申請をオンラインで行うことができる電子申請システム(農林水産省共通申請サービス(通称:eMAFF))を構築した。
このオンライン申請では次のメリットがある。
▽窓口に行かなくても自宅や職場のパソコンやスマートフォン、タブレットから申請ができる。
▽eMAFFに各種手続きが掲載されるため、ワンストップ(1か所でサービス実現)で各種手続きの申請が可能になる。
▽eMAFFに申請情報が蓄積されるため、紙で管理する手間が省ける。
▽蓄積された申請情報が自動的に申請フォームに自動転記されるなど、ワンスオンリー(一度提出した情報は、再提出(再入力)不要)となり入力作業が楽になる。
▽eMAFF上で自分が行った申請の状況を把握することができる。
▽経済産業省が構築した法人共通認証基盤(GビズID)で払い出されるIDを利用することで、書類の押印を省略することができる。また、二要素認証(2つの異なる方法による認証)で、申請者の確認を行う。
◆対象となる手続き
令和2(2020)年度から次の2つの手続きがオンライン申請できる。
▽認定農業者制度(うち国認定・都道府県認定のみ)
▽経営所得安定対策等制度(令和2年度は、音更町農業再生協議会(北海道)、大仙市農業再生協議会(秋田県)、一関地方農業再生協議会(岩手県)、松川村農業再生協議会(長野県)、大野市農業再生協議会(福井県)、永平寺町農業再生協議会(福井県)、東員町地域農業再生協議会(三重県)、瀬戸内市地域農業再生協議会(岡山県)、薩摩川内市農業再生協議会(鹿児島県))
農水省は、令和3(2021)年度からeMAFFは本格稼働し、林業・漁業も含め同省の申請手続きのオンライン化を順次拡大する。
「農林水産省共通申請サービス」のチラシ
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