上白糖・グラニュー糖など184万tと微増 令和元年度消費量見通し 農水省2020年3月25日
農林水産省は3月24日、令和元砂糖年度および同年度4~6月期における砂糖および異性化糖の需給見通しを作成した。
消費量の見通しと供給量の見通し
同省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」に基づき、砂糖などに関して適切な価格調整を図るため、四半期ごとに砂糖および異性化糖の需給見通しを作成している。
これによると、令和元砂糖年度および同年度4~6月期の消費量の見通しは次のとおり。
▽分蜜糖(上白糖、グラニュー糖など)
令和元砂糖年度の分蜜糖の消費量の見通しは、近年の消費動向などを総合的に勘案し、184万t(対前年0.3%増、5000t増)となった。
また、4~6月期の見通しは、近年の四半期別消費動向を踏まえ47万5200tとなった。
▽含蜜糖(黒糖など)
令和元砂糖年度の含蜜糖の消費量の見通しは、近年の消費動向などを総合的に勘案し、3万9000t(対前年8.3%増、3000t増)となった。
また、4~6月期の見通しは、近年の四半期別消費動向を踏まえ1万700tとなった。
▽加糖調製品
令和元砂糖年度の加糖調製品の消費量の見通しは、近年の消費動向などを総合的に勘案し、50万6000t(対前年2.5%減、1万3000t減)となった。
なお、4~6月期の見通しは、近年の四半期別消費動向を踏まえ12万3300tとなった。
▽異性化糖(ぶどう糖と果糖の混合液糖で主に清涼飲料に使用)
令和元砂糖年度の異性化糖の消費量の見通しは、近年の消費動向などを総合的に勘案し、83万1000t(対前年0.8%増、7000t増)となった。
4~6月期の見通しは、近年の四半期別消費動向を踏まえ24万5300tとなった。
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