麺類・ヨーグルト・野菜の消費が大幅増2020年5月8日
一般財団法人Jミルクは、新型コロナウイルス感染拡大による食生活への影響について、消費者を対象とした緊急調査を行った。それによると、麺類・ヨーグルト・野菜の飲食機会が増え「自宅で内食」が5割増加したものの、「外食」は8割減少したことが明らかになった。
飲食機会・回数が増えた /減ったと思うもの
調査は4月17日~19日、インターネットを通じて全国15~69歳の男女500人を対象に実施。政府の緊急事態宣言を受け学校が臨時休校になる中、食生活の傾向や変化について把握することを狙いに行った。食事パターンについては、「自宅での内食」が53.8%増加する一方、「外食」は79.8%減少。「自宅で中食」は58.6%、「自宅で出前」は76.6%が変わらないと回答した。
飲食機会の増減については、麺類(スパゲッティやうどん)が31.2%増となり増加した品目の中でトップ。2位はヨーグルト・ドリンクヨーグルトで30.6%増、3位は野菜・野菜料理で28.2%増だった。牛乳・乳製品も総じて増加傾向を示し、牛乳が14.4%増、チーズが11.4%増、バターは5.4%増となっている。
一方、最も減少幅が大きかったのはビール類で9.0%減少。その他アルコール類は7.4%減、ワインも6.0%減を示した。
飲食機会の増減理由については、「栄養強化」「免疫力・抵抗力強化」「健康増進」「家庭内の食事に利用」などが目立った。このうちヨーグルト類は「免疫力・抵抗力強化」が78.4%、牛乳は「健康増進」が69.4%を占めた。
また、牛乳類の購入回数は14.2%が「増えた」と回答し、81.4%が「変わらない」、4.5%が「減った」としている。1回当たりの購入量も、24.4%が「増えた」、74.0%が「変わらない」、1.6%が「減った」としている。
このほか、ウイルス感染防止のため取り組んでいることとして、最も多かったのは「手洗い」の88.2%。「人がたくさん集まる場所を避ける」「マスクをする」がそれぞれ85.6%、「不要な外出をやめる」も80.2%で多かった。心がけていることとしては、「運動する」26.6%、「免疫力を高める食品をとる」23.4%、「十分な睡眠をとる」18.2%などが目立った。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(150)-改正食料・農業・農村基本法(36)-2025年7月12日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(67)【防除学習帖】第306回2025年7月12日
-
農薬の正しい使い方(40)【今さら聞けない営農情報】第306回2025年7月12日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 茨城県2025年7月11日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 新潟県2025年7月11日
-
【注意報】果樹に大型カメムシ類 果実被害多発のおそれ 北海道2025年7月11日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 福島県2025年7月11日
-
【注意報】おうとう褐色せん孔病 県下全域で多発のおそれ 山形県2025年7月11日
-
【第46回農協人文化賞】出会いの大切さ確信 共済事業部門・全国共済農協連静岡県本部会長 鈴木政成氏2025年7月11日
-
【第46回農協人文化賞】農協運動 LAが原点 共済事業部門・千葉県・山武郡市農協常務 鈴木憲氏2025年7月11日
-
政府備蓄米 全農の出荷済数量 80%2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA加賀(石川) 道田肇氏(6/21就任) ふるさとの食と農を守る2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA新みやぎ(宮城) 小野寺克己氏(6/27就任) 米価急落防ぐのは国の責任2025年7月11日
-
(443)矛盾撞着:ローカル食材のグローバル・ブランディング【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月11日
-
【2025国際協同組合年】協同組合の父 賀川豊彦とSDGs 連続シンポ第4回第二部2025年7月11日
-
米で5年間の事前契約を導入したJA常総ひかり 令和7年産米の10%強、集荷も前年比10%増に JA全農が視察会2025年7月11日
-
旬の味求め メロン直売所大盛況 JA鶴岡2025年7月11日
-
腐植酸苦土肥料「アヅミン」、JAタウンで家庭菜園向け小袋サイズを販売開始 デンカ2025年7月11日
-
農業・漁業の人手不足解消へ 夏休み「一次産業 おてつたび特集」開始2025年7月11日
-
政府備蓄米 全国のホームセンター「ムサシ」「ビバホーム」で12日から販売開始2025年7月11日