遺伝子組み換え作物の承認へ抗議、パブリックコメントを提出 生活クラブ連合会2020年7月20日
生活クラブ生協連合会は7月16日、農林水産省が募集している遺伝子組換えダイズとワタの第一種使用等に関する審査結果についての意見を14日の理事会で決定し提出した。
提出した意見は次の通り。
「チョウ目害虫抵抗性並びに除草剤アリルオキシアルカノエート系、グリホサート及びグルホシネート耐性ダイズ」、「除草剤グリホサート及び4-ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ阻害型除草剤耐性ワタGHB811系統」についての意見
今回の審査の対象となっているダイズは、2,4-D(除草剤アリルオキシアルカノエート系)、グリホサート、グルホシネートに、ワタは、グリホサート、4-ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ阻害型除草剤といった複数の除草剤に抵抗力を持つものです。除草剤耐雑草の広がりを受けて、こういった作物が次々と承認されることに抗議します。複数の除草剤に抵抗力を持つ作物については、複数の除草剤を使用することによる生物多様性への影響を含め、より幅広い環境影響の評価を求めます。
また、ラウンドアップについてはWHOが発がん性を認めたことから、諸外国ではラウンドアップの使用を禁止する動きも出ています。また、バイエル社は6月24日、ラウンドアップの発がん性をめぐって米国で起こされた訴訟の大半について、計100億ドル(約1兆円)超の和解金を支払って決着させることで合意したと報じられています。このような有害な農薬使用による人間の健康への影響を含めた生物多様性評価を求めます。
以上
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