生産者の情報発信を無料で代行-唐沢農機2020年7月29日
農産物生産者のPR活動をバックアップ--農機の販売・修理などを手掛ける(株)唐沢農機サービスは、コロナ禍の被害に苦しむ農業者の情報を無償で発信する取り組みに着手する。自社の独自メディアを通じて発信していくもので、とかく埋もれがちだが、社会にとって有益な「食」にまつわる情報を発信していく。
農機の販売・修理・再生はもとより、農産物の生産・販売やコイン精米機の運営、WEBコンサルティングなどインターネット事業に至るまで幅広く事業を手掛ける同社(長野県東御市、唐澤健之代表取締役)のメディア事業部が運営する農業情報メディア「TSUCHIKAU(ツチカウ)」を通じて発信する。サービス開始は8月3日からで、コロナ禍で苦しむ農業者のさまざまな活動や取り組みについての情報を、無料で代行・発信していく。
農業者の存在や取り組みを広く世の中に発信する同社のWebメディア・【TSUCHIKAU】の立ち上げは昨年12月。以来、日本の農業の未来を明るいものにしていくというスタンスに立ち、フードロスや環境問題なども視野に入れながら、一般の人たちも無視できない「食」周辺のさまざまな情報を提供している。
現場の取り組みを世の中の人々に知ってもらうことはこれからの農業にとって重要だが、そもそも広告費用がかさむことから同様の活動を躊躇しがちな生産者は多いはずだ。そのことで本来知られるべき生産者の姿が国民のもとに届かないケースも少なくない。
農業者の現場をよく知る農機具販売店の立場で展開する今回の取り組みは、情報メディアが担うべき本来の社会的役割を強く意識したもので、農業生産者の様々な情報発信を非営利の支援形態として無償で代行していくもの。情報発信依頼に基づき、依頼者との個別相談を経ながら納得感ある内容に仕上げていく。
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