奈良県で野生イノシシの豚熱-奈良県2020年10月15日
奈良県は10月14日、奈良市内で発見された死亡野生イノシシ1頭から豚熱陽性が確認されたと発表した。同県内で確認されたのは初めて。
奈良市内で確認された豚熱陽性の野生イノシシは成体のメス。農研機構動物衛生研究部門で遺伝子解析を実施した結果、国内で確認されているウイルスと同一のものと確認された。
今回確認されたのは、これまでに豚熱陽性の野生イノシシが確認された最も近い地点(京都府南山城村)から南西に約16kmの地点。
奈良県では今年1月から県内養豚場の豚熱ワクチンの初回接種を終えているため、県内農場の豚の移動や出荷が制限されることはない。
検査結果が確認された後、県は近隣農家(4戸)に消毒用石灰の提供と散布指導、死亡イノシシを運搬車両などの消毒、死亡イノシシと関連物品の焼却を行った。
今後は県内豚飼養者(18戸)への周知、飼養衛生管理の徹底を指導するほか、猟友会への情報提供と注意喚起、侵入防止ネットの早期設置の農家支援、野生イノシシに対する経口ワクチンの散布を行う。
奈良県の養豚農家は合計18戸(5404頭)となっている(令和2年2月1日時点)。
農林水産省は奈良県と連携し、県内の全養豚農場に対して飼養衛生管理基準の遵守徹底の指導と、野生イノシシ対策を実施するとしている。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日
-
参議院選挙に行ってとんかつ割引「選挙割り」実施 平田牧場2025年7月4日
-
作物と微生物の多様な共生が拓く農業の未来 意見論文が米国植物科学誌に掲載 国際農研2025年7月4日
-
国産率100%肥料の商品を販売開始 グリーンコープ共同体2025年7月4日
-
3.11原発事故の被災者支援 2025年度は20団体へ624万円 パルシステム連合会2025年7月4日
-
「令和の米騒動」農家がリアルに考えた米の適正価格とは『現代農業』発売 農文協2025年7月4日
-
完熟桃の美味しさ存分に ヴィーガンパフェと贅沢スムージー 期間限定で登場 青木フルーツ2025年7月4日
-
【特殊報】ブロッコリーの黒すす症状 県内で初めて確認 愛知県2025年7月3日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 富山県2025年7月3日