バレイショの疫病が早期発生、防除徹底を 北海道2021年7月8日
北海道病害虫防除所は7月6日、バレイショの疫病が平年より約2週間早く確認されたことを受け、病害虫発生予察注意報第3号を発表した。
発病が進んだ病斑(写真提供:北海道病害虫防除所)
北斗市と芽室町のバレイショ予察ほ場において、品種「とうや」の疫病が確認された。初発は北斗市で6月25日(平年:7月8日)、芽室町で6月29日(平年:7月12日)と平年に比べ、約2週間早い発生となっている。
札幌管区気象台が発表した1カ月予報(7月1日発表)によると、8月2日までの降水量および日照時間はほぼ平年並で、7月10日以降の天候は曇りの日が多いと予想。この病は曇雨天が続くとまん延しやすいため、発生に好適な気象条件となる可能性がある。
同防除所では、6月6半旬の巡回調査において、一般ほ場での発生は確認されていないものの、「この病は初発後、急激に病勢が進展することがある。ほ場をよく観察し、薬剤の散布開始が遅れないよう注意してほしい」と呼びかけている。防除対策は次のとおり。
〈防除方法〉
○疫病の初発後は、急激に病勢が進展することがある。ほ場をよく観察し、薬剤散布が遅れないよう注意する。
○降雨で防除適期を失しないよう、気象情報にも注意し、防除ガイドに準拠して薬剤散布を行う。
○メタラキシル剤は全道で広く耐性菌が認められているため、薬剤の選択には注意する。
○ダブルインターバル(14日間隔)散布を行う場合は、初発前から散布を開始し、薬剤は14日間隔での指導参考薬剤を用いる。
重要な記事
最新の記事
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】なぜ多様な農業経営体が大切なのか2024年3月28日
-
全国の総合JA535から507に 4月1日から 全中2024年3月28日
-
消える故郷-終りに、そしてはじめに-【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第284回2024年3月28日
-
岩手銀行、NTT東日本、JDSCが「岩手県の『食とエネルギーの総合産地化』プロジェクト」を共同宣言2024年3月28日
-
「日曹コテツフロアブル」登録変更 日本曹達2024年3月28日
-
適用拡大情報 殺虫剤「プレバソンフロアブル5」 FMC2024年3月28日
-
飼料用米を食料安保の要に 飼料用米振興協会が政策提言2024年3月28日
-
肥料袋の原料の一部をリサイクル樹脂へ置換え 片倉コープアグリ2024年3月28日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2024年3月28日
-
純烈が熱唱 新CM「おいしい雪印メグミルク牛乳 ゴクうまボトル」公開2024年3月28日
-
むすびえ「ウェルビーイングアワード 2024」活動・アクション部門グランプリを受賞2024年3月28日
-
「物流の2024年問題」全国の青果センターの中継拠点化で「共同輸配送」促進 ファーマインド2024年3月28日
-
ポストハーベスト事業 米国子会社を譲渡 住友化学2024年3月28日
-
農業の「経営技術」を習得 無料オンライン勉強会を隔月で開催 ココカラ2024年3月28日
-
森林由来クレジット販売プラットフォーム立上げ第一号案件を売買全森連×農林中金2024年3月28日
-
新規需要米に適した水稲新品種「あきいいな」育成 耐病性が優れ安定生産が可能に 農研機構2024年3月28日
-
食品ロス削減に貢献 コープ商品6品を3月から順次拡充 日本生協連2024年3月28日
-
最適な雑草防除をサポート「my防除」一般向け提供開始 バイエルクロップサイエンス2024年3月28日
-
国産和牛が当たる 「春の農協シリーズキャンペーン2024」4月1日から実施2024年3月28日
-
れんこん腐敗病の課題解決へ JA大津松茂と圃場検証を実施 AGRI SMILE2024年3月28日