食料安全保障でG7が声明 ドイツでのサミット2022年7月1日
6月26日から28日にかけてドイツで開かれたG7では27日に食料安全保障をテーマに首脳が議論した。
サミットの様子(写真:外務省)
会議では世界の食料と栄養の安全保障を強化することを確認し、そのために45億ドルを追加で提供することと、食料と農業市場を開放し続け、ウクライナの生産、輸出を支援するための努力を強化することを確認した。
岸田首相は世界の食料危機はG7の制裁が原因としているロシアのプーチン大統領の主張はまったくの偽りだと指摘し、問題の根本原因であるロシアによるウクライナ侵略を終わらせることこそが食糧危機解決に向け必要なことであり、ロシアの侵略を止めるために連携していくことを呼びかけた。
また、グローバルな食料危機への対応として、おもにアフリカ・中東向けの食料支援や、ウクライナにおける穀物の貯蔵能力の拡大支援などを含む計約2億ドルの支援を実施すると発表した。
G7は28日、他の声明とともに「世界の食料安全保障に関するG7声明」を採択した。
声明ではロシアのよるウクライナへの侵略戦争は「飢餓の危機を劇的に悪化させている」と強調し、ウクライナの食料生産と輸出を妨げるすべての行為を無条件に終えるよう表明している。
また、農産物の入手可能性を持続可能にすることにコミットすることや、農産物市場を開放的にし続けることにコミットし続けることも表明した。
そのほか農業と食料システムの長期的な強靭性と持続可能性を強化することも表明している。
重要な記事
最新の記事
-
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
福岡市立城香中学校と恒例の「餅つき大会」開催 グリーンコープ生協ふくおか2025年12月19日 -
被災地「輪島市・珠洲市」の子どもたちへクリスマスプレゼント グリーンコープ2025年12月19日 -
笛吹市の配送拠点を開放「いばしょパル食堂」でコミュニティづくり パルシステム山梨 長野2025年12月19日 -
鳥インフル 米国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年12月19日 -
子牛の寒冷ストレス事故対策 温風式保育器「子牛あったか」販売開始 日本仮設2025年12月19日 -
香港向け家きん由来製品 北海道からの輸出再開 農水省2025年12月19日 -
群馬県千代田町・千代田町商工会と包括連携協定を締結 タイミー2025年12月19日 -
岡山県吉備中央町と農業連携協定 生産地と消費地の新たな連携創出へ 大阪府泉大津市2025年12月19日 -
フィリピンで創出のJCMクレジット フェイガーと売買契約締結 ヤンマー2025年12月19日 -
AGRISTキュウリ収穫ロボット「第6回いばらきイノベーションアワード」で優秀賞2025年12月19日 -
「いちごグランプリ2026」出品生産者を全国から募集中 食べチョク2025年12月19日 -
冬限定「野菜生活100北海道産旬にんじんmix」新発売 カゴメ2025年12月19日 -
【畜酪政策価格最終調整】補給金上げ実質12円台か 19日に自民決着2025年12月18日 -
【11月中酪販売乳量】1年2カ月ぶり前年度割れ、頭数減で北海道"減速"2025年12月18日 -
【消費者の目・花ちゃん】ミツバチとともに2025年12月18日 -
一足早く2025年の花産業を振り返る【花づくりの現場から 宇田明】第75回2025年12月18日


































