政府備蓄米 9万3000t落札 落札率45% 第1回入札結果 農水省2023年1月27日
農林水産省は1月25日、2023(令和5)年産政府備蓄米の第1回政府買入入札結果を公表した。
政府備蓄米は播種前に契約する。2023年産の政府買入予定数量は20万8000tで、このうちTPP11協定による豪州からの輸入枠相当分を政府米として8000t買い入れる。
第1回入札は入札は1月24日に行われ、入札者数は71、落札者数は30だった。
入札数量は17万646万tで落札数量は9万3129tにとどまった。落札率は45%となった。
都道府県別優先枠の数量を第1回で全量落札したのは青森県(2万7259t)、秋田県(2万1572t)のみ。優先枠があっても今回は入札しなかった県があったほか、北海道、宮城県、千葉県、富山県などは入札しても落札ゼロだった。
また、産地指定のない一般枠は買入予定数量2万2686tに対して1万6605tの入札にとどまり、9012tの落札数量となった。
昨年の22年産第1回入札では買入予定数量20万7000tに対して20万5550tが落札し、落札率は99%だった。主食用米の需給を改善するために各県とも入札を急いだが、今年は需給改善と米価の上昇を見込み、産地は政府米への仕向けについて様子をみているとみられる。
農水省は第2回入札を2月14日に行う。
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