畑の下草焼却で死亡事故 12月の農作業死傷事故2026年3月4日
農水省がまとめている農作業死傷事故の発生状況によると、昨年12月は8件の死亡事故を含む15件の死傷事故が報告された。
このなかには、畑の下草を焼却中に炎が着衣に燃え移り焼死した事故が1件発生している。
気象庁によると、今年の冬は東日本の太平洋側や西日本の広い範囲で降水量がかなり少なくなっている。とくに東海、近畿太平洋側、四国、九州南部は12月末から4週間の降水量は「30年に一度程度の顕著な少雨」となった。
ここ数日は各地で降雨があったが、農水省は今後もとくに乾燥注意報や強風注意報が発表されるときは、着衣や周辺に延焼する可能性もあることから「焼却しないという選択も考えてほしい」と呼びかけている。
また、12月は詰まりの除去など機械の調整をエンジンを止めないまま行って機械に巻き込まれる事故が3件あった。これから春作業に向けて機械の清掃や点検を行う機会が増えていくが、これらの作業を行う際には、必ずエンジンを停止し作業部の停止を確認したうえで実施するよう農水省は呼びかけている。
2024年に発生した農作業事故の死亡者数は287人で前年より51人の急増となった。就業者10万人当たりの死亡者数は11.6人から14.8人に増加し、建設業の4.9人、全産業の1.1人比べて多いだけでなく、その差がさらに拡大した。農作業安全研修を受講するなど、農作業での安全確保が一層重要になっている。
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