ダウ・デュポンの株主 合併を承認2016年7月29日
ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー(本社:米国ミシガン州、アンドリュー・リバリス会長兼CEO)およびデュポン(本社:米国デラウエア州、エドワード・ブリーン会長兼CEO)は、7月20日に開催されたそれぞれの臨時株主総会において、対等合併に必要な株主承認を得たことを発表した。
今回の株主承認は、2社が経営統合し、その後に焦点の明確な3つの独立企業を設立するにあたり、非常に重要な節目となる。両社は、関連当局などで諸条件を充足させた後、2016年後半には統合が完了することを見込んでいる。
ダウのアンドリュー・リバリス会長は「ダウとデュポンの株主により、歴史的な統合への圧倒的な支持が示されたことで、両社がもたらす魅力的な価値提案及び株主価値の向上が証明された。統合後の技術とイノベーションに基づく3つの新会社への分割は、総ての株主に大きな価値を提供する」と述べた。
またデュポンのエドワード・ブリーン会長は「2社の統合、その後の3社分割を進めるにあたり、重要な節目である株主承認において、力強い指示を受けたことを喜ばしく思う。統合を通じて、株主に向けて長期的な価値を生み出すとともに、顧客に対してより優れたソリューションや選択肢を提供することが可能となる」と語った。
ダウおよびデュポンは、経営統合の完了を経て、ダウ・デュポンの取締役会による承認および関連当局の承認後、統合会社の農業関連事業、素材科学事業および特殊化学品事業を、3社の独立した上場会社として分割する計画だ。
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