農薬の市場規模 2025年に2461億米ドル到達を予測2021年4月20日
(株)グローバルインフォメーションは4月16日、市場調査レポート「農業化学品の世界市場 (~2025年):農薬区分 (除草剤・殺虫剤・殺菌剤)・肥料区分 (窒素・リン酸塩・カリウム)・作物 (穀物・油糧種子・果物&野菜)・地域別」 (MarketsandMarkets) の販売を開始した。
農薬の市場規模は、2020年の2086億米ドルから年平均成長率(CAGR)3.4%で成長し、2025年には2461億米ドルに達すると予測。人口の急激な増加に伴う食糧需要の増加は、ここ数十年の間に農業を進展させた。増え続ける食糧需要に対応するため、肥料も合わせ、農薬が全般的に使われるようになり、食糧の生産と消費のギャップを埋めているが、農薬の偏った使用は環境の悪化を招き、水・陸両方の生態系に深刻な問題をもたらしている。近年、先進国や発展途上国で、作物の最大収穫量を得るために、肥料や農薬の使用拡大が報告されている。
新型コロナウイルスの農薬市場への影響
近年、農薬分野の重要性は増加。農薬に使われる成分は、化学物質、あるいは生物種であり、最終的に、害虫の駆除や、土壌を肥沃にするために役立つことから、農家は害虫の被害を防ぎ、生産性を向上させるために様々な農薬を使うようになった。新型コロナウイルスの影響で、多くの肥料メーカーや農薬メーカーが原材料の不足による問題に直面し、農薬製品の製造を縮小。その後、農業活動が正常化したことで、各社は製品を消費者に届けることができるようになり、殺虫剤や肥料などの農業化学品は、農家にとって重要な役割を果たしている。
牽引要因:発展途上国での農薬導入の増加
農業で使われる技術の進歩は、農業プロセスに変化をもたらした。様々な地域、発展途上国を中心とした農作物の輸出入の増加に伴い、新種の有害生物が出現し、農作物を守るため、新製品への需要が増加している。また、農薬業界のグローバル化は、アジアの作物保護市場に大きな影響を与えている。人口が増加し、食糧増産の必要性や経済成長に伴い、除草剤や殺虫剤などの農薬の需要が増加。アジア太平洋地域の発展途上国では、食料品の需要が増加する一方、都市化の影響で農業に利用できる土地が縮小しており、農家は、土壌を維持しながら生産性を高めるため、農薬を使用する傾向にある。
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