根頭がんしゅ病に高い防除効果 微生物農薬「エコアーク」販売開始 クミアイ化学工業2026年1月14日
クミアイ化学工業は、ぶどう等の果樹類やばらに発生する根頭がんしゅ病に高い防除効果を示す新規微生物殺菌剤「エコアーク®」を2026年春から国内で販売する。
新規微生物殺菌剤「エコアーク®」
「エコアーク」は岡山県とクミアイ化学工業、ケイ・アイ化成が共同で開発した非病原性Rhizobium vitis ARK-1株を有効成分とする微生物殺菌剤。ぶどう等の果樹類やばらに発生する根頭がんしゅ病に高い防除効果を示す。
左から、ぶどう根頭がんしゅ病の病徴、ばら根頭がんしゅ病の病徴、醸造用ぶどう園での発病による生育不良
根頭がんしゅ病は、リゾビウム属の細菌により植物の根や茎などにがんしゅと呼ばれるこぶが形成される病気で、作物の生育不良や枯死を引き起こし、大きな被害をもたらす。特にぶどう・ばらの根頭がんしゅ病は生産場面で問題となっており、同病害に有効な薬剤防除手段が存在しない。「エコアーク」は唯一の防除薬としてその軽減・解決に貢献すると期待される。
エコアークの適用病害虫の範囲及び使用方法
また、「エコアーク」は、自然界に存在する微生物を有効成分としており、農業従事者への安全性とともに、標的外の生物、環境への影響が小さく、農林水産省が推進するみどりの食料システム戦略の方向性にも合致する防除資材となる。「エコアーク」は、クミアイ化学工業とグループ会社の理研グリーンが販売する。
エコアークのぶどう根頭がんしゅ病に対する防除効果(ポット試験)
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