客単価上昇、売上は前年を上回る 3月度 外食産業市場動向調査2019年5月8日
(一社)日本フードサービス協会は、協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査平成31年3月度の集計結果をまとめた。
3月は、前年より日曜日が多い曜日まわりや、天候が比較的安定していたことも外食需要の下支えとなった。また季節限定メニューの堅調やメニューの改訂などにより客単価が上昇し、全体の売上は102.8%と31ヵ月連続して前年を上回った。
【ファーストフード業態】
・ 全体売上は103.4%と前年を上回った。
・「洋風」は、季節限定メニューやお得なランチセットなどが好調で、客数・客単価が上昇、売上は106.4%。「和風」は、引き続き定食メニューの好調や大きなサイズのメニュー投入で客単価上昇、売上105.3%。「麺類」は、店舗数増と価格改定による単価上昇などで、売上103.1%。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、期間限定の弁当メニューなどで客単価上昇、売上は100.4%。「その他」は、「アイスクリーム」が昨年の携帯会社とのコラボキャンペーンの反動で客数が大幅に減少し、売上86.4%となった。
【ファミリーレストラン業態】
・全体売上は102.3%と前年を上回った。
・「洋風」は、グランドメニューの改訂や季節限定メニューの堅調などで客単価上昇、売上は101.6%。「和風」は、宴会需要に対応した店舗リモデルが奏功したところがあったが、店舗減などもあり、売上はほぼ前年並みの99.9%。「中華」は、フェアメニューやアルコールのクーポン配布などで客数・客単価が上昇、売上は105.7%。
【パブ・居酒屋業態】
「焼き肉」は、店舗増に加え、国産牛の価値訴求などが奏功し、売上は104.5%となった。
・飲酒業態は、「花冷え」の下旬は客足が予想以上に伸びなかったが、上中旬の天候が比較的安定していたことから、「パブ・ビアホール」は売上103.2%、「居酒屋」は売上100.7%となった。
【ディナーレストラン業態】
・送迎会需要などを捉えて客足堅調、売上は103.8%となった。
【喫茶業態】
・季節のドリンクメニューや新商品などで客単価上昇、売上は101.1%となった。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(150)-改正食料・農業・農村基本法(36)-2025年7月12日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(67)【防除学習帖】第306回2025年7月12日
-
農薬の正しい使い方(40)【今さら聞けない営農情報】第306回2025年7月12日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 茨城県2025年7月11日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 新潟県2025年7月11日
-
【注意報】果樹に大型カメムシ類 果実被害多発のおそれ 北海道2025年7月11日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 福島県2025年7月11日
-
【注意報】おうとう褐色せん孔病 県下全域で多発のおそれ 山形県2025年7月11日
-
【第46回農協人文化賞】出会いの大切さ確信 共済事業部門・全国共済農協連静岡県本部会長 鈴木政成氏2025年7月11日
-
【第46回農協人文化賞】農協運動 LAが原点 共済事業部門・千葉県・山武郡市農協常務 鈴木憲氏2025年7月11日
-
政府備蓄米 全農の出荷済数量 80%2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA加賀(石川) 道田肇氏(6/21就任) ふるさとの食と農を守る2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA新みやぎ(宮城) 小野寺克己氏(6/27就任) 米価急落防ぐのは国の責任2025年7月11日
-
(443)矛盾撞着:ローカル食材のグローバル・ブランディング【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月11日
-
【2025国際協同組合年】協同組合の父 賀川豊彦とSDGs 連続シンポ第4回第二部2025年7月11日
-
米で5年間の事前契約を導入したJA常総ひかり 令和7年産米の10%強、集荷も前年比10%増に JA全農が視察会2025年7月11日
-
旬の味求め メロン直売所大盛況 JA鶴岡2025年7月11日
-
腐植酸苦土肥料「アヅミン」、JAタウンで家庭菜園向け小袋サイズを販売開始 デンカ2025年7月11日
-
農業・漁業の人手不足解消へ 夏休み「一次産業 おてつたび特集」開始2025年7月11日
-
政府備蓄米 全国のホームセンター「ムサシ」「ビバホーム」で12日から販売開始2025年7月11日