長梅雨と休日数減で35か月振り売上減 7月度外食産業市場動向調査2019年8月27日
(一社)日本フードサービス協会は、協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査令和元年7月度の集計結果をまとめた。
7月は、梅雨明けが前年より大幅に遅れ、天候不順と低温が続いたことに加え、日曜日が1日少ない曜日周りの影響により、ファミリーレストラン業態などを中心に客足が落ち込んだ。引き続き、季節メニューの投入やメニュー価格の改訂などで客単価は上昇傾向にあるものの、客数の減少により、全体の売上は99.5%と35か月ぶりに前年を下回った。
【ファーストフード業態】
・全体売上は101.4%と前年を上回った。
・「洋風」は、お得なランチ商品や季節限定商品などが好調で客数・客単価ともにプラス、売上は102.4 %。「和風」は、長梅雨が客足に影響したが、付加価値のある季節メニューや定食メニューの好調で客単価が上昇、売上101.6%。「麺類」は、出店増と客単価上昇で、売上102.6 %。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、天候不順が持ち帰り米飯の客足に影響し売上98.9%。「その他」は、「アイスクリーム」が梅雨寒で販売が伸びず、売上96.7%となった。
【ファミリーレストラン業態】
・全体売上は95.6%と前年を下回った。
・「洋風」と「和風」は、一部で付加価値メニューへの支持が見られたものの、引き続き客数が振るわず、売上は「洋風」93.7%、「和風」94.0%と、前年を大きく下回った。「中華」は、店舗増などで売上100.5%。「焼き肉」も、長引いた梅雨が客数に影響し、売上は99.5%と32か月ぶりに前年を下回った。
【パブ・居酒屋業態】
・飲酒業態も、長梅雨による日照不足と低温により、本来なら繁忙期のビアガーデンを中心にマイナスの影響を受けた。店舗数減少の影響もあり、「パブ・ビアホール」は売上97.7%、「居酒屋」は同98.8%となった。
【ディナーレストラン業態】
・長梅雨や休日数減などの影響はあったものの、一部の高価格帯店の好調や、新店効果により、売上は102.1%となった。
【喫茶業態】
・梅雨明け後に季節のドリンクメニューが好調に推移し、客単価が上昇、売上は103.7%となった。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(150)-改正食料・農業・農村基本法(36)-2025年7月12日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(67)【防除学習帖】第306回2025年7月12日
-
農薬の正しい使い方(40)【今さら聞けない営農情報】第306回2025年7月12日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 茨城県2025年7月11日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 新潟県2025年7月11日
-
【注意報】果樹に大型カメムシ類 果実被害多発のおそれ 北海道2025年7月11日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 福島県2025年7月11日
-
【注意報】おうとう褐色せん孔病 県下全域で多発のおそれ 山形県2025年7月11日
-
【第46回農協人文化賞】出会いの大切さ確信 共済事業部門・全国共済農協連静岡県本部会長 鈴木政成氏2025年7月11日
-
【第46回農協人文化賞】農協運動 LAが原点 共済事業部門・千葉県・山武郡市農協常務 鈴木憲氏2025年7月11日
-
政府備蓄米 全農の出荷済数量 80%2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA加賀(石川) 道田肇氏(6/21就任) ふるさとの食と農を守る2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA新みやぎ(宮城) 小野寺克己氏(6/27就任) 米価急落防ぐのは国の責任2025年7月11日
-
(443)矛盾撞着:ローカル食材のグローバル・ブランディング【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月11日
-
【2025国際協同組合年】協同組合の父 賀川豊彦とSDGs 連続シンポ第4回第二部2025年7月11日
-
米で5年間の事前契約を導入したJA常総ひかり 令和7年産米の10%強、集荷も前年比10%増に JA全農が視察会2025年7月11日
-
旬の味求め メロン直売所大盛況 JA鶴岡2025年7月11日
-
腐植酸苦土肥料「アヅミン」、JAタウンで家庭菜園向け小袋サイズを販売開始 デンカ2025年7月11日
-
農業・漁業の人手不足解消へ 夏休み「一次産業 おてつたび特集」開始2025年7月11日
-
政府備蓄米 全国のホームセンター「ムサシ」「ビバホーム」で12日から販売開始2025年7月11日