【新型コロナ関連】スーパー3団体が合同で適切な来店マナーのお願い オール日本スーパーマーケット協会ほか2020年4月21日
新型コロナウイルス感染の拡大が続く中、オール日本スーパーマーケット協会、(一社)全国スーパーマーケット協会、(一社)日本スーパーマーケット協会の流通3団体が合同で「適切な来店マナーなどのお願い」についての文書を4月14日に公表した。
4月10日に全国スーパーマーケット協会が発信したTweet。(上)
そしてそれを農林水産省が引用した。
この文書は「新型コロナウイルス報道に関するご協力とお願い」として報道機関にあてられている。新型ウイルス感染拡大が続く中で「お客様の"食生活を守るライフライン"として事業継続を行う」ために業界をあげて「各企業・各従業員が一丸となって、必死に営業を継続」していると訴えている。
ところが、「実際のお店(現場)では過剰な要求に追われ、また従業員が使用する業務用マスクすら枯渇しつつあり、今後の事業継続を脅かす懸念」がある。各団体にあて現場の従業員から匿名で「ギリギリの状態で日々業務を行っている叫びの声も多数寄せられている」という窮状を訴え、次のことなどを求めている。
▽「加熱報道をお控え頂き、お客様に冷静さを呼びかけていただきたい!」
客観的事実の薄い情報や不安感を必要以上に煽(あお)る情報が溢れ、客が過度に神経質になっており、店での感染拡大防止についての対応事項や要望が膨大になっている。対応人員に限りがある中、営業継続に支障をきたしかねない状況にある。「冷静な買い物行動を呼びかけて頂きますようお願いいたします。」
▽「お店の営業継続の大切さをお客様に理解頂きたい!」
「お客様の"コロナ疲れ"やストレス増加」により、連日の買い占めなどによる品薄や欠品、混雑などに、「心無いお言葉を頂くことも増加傾向」にある。スーパーマーケット(SM)では、「食料品の安定供給という重要な役割を果たすために、可能な限りの努力を続けています。しかしながら急激な需要増に対しては、商品供給に一時的に支障が出ることもあります。そのような状況でも様々な努力をし、生活に必要な食料品等を販売継続している現場へのお客様の理解を頂きたい。」
▽「皆様にとってのお店の安心・安全を確保したい!」
日々多くの来店客があることは「社会におけるSMの役割からしても大変ありがたいこと」だが、「そこにはお店で販売を継続するため働く多くの従業員がいます。ご来店頂く際には、○マスクを着用して欲しい(政府支給による布マスクの有効活用)、○お客様にも咳エチケットを徹底して欲しい、○レジにお並びいただく際に一定の距離を取って欲しい、などお店がクラスター発生場所にならないよう、お店もお客様も共に安心・安全な買い物空間を共有できることが最も大切と考えています。」
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