食によるアプローチでがん予防を追求 論文が国際学術誌に掲載 キユーピー2021年2月5日
キユーピーが、食生活の提案でがん発症リスクを低減することを目的として2013年から進めている東京医科大学の落谷孝広教授との共同研究で、このほど、論文「がんにおける食とマイクロRNAの関係性とその可能性」が、国際学術誌Seminars in Cancer Biologyに掲載されることになり1月にオンラインで公開された。
図解:健康状態とマイクロRNA発現パターンの関係性
2月4日は、ワールドキャンサーデー(世界対がんデー)。"世界中でがんのために一緒にできることを考え、約束を取り交わし、行動を起こす日"とされている。
同社は、マイクロRNAを指標として、食生活の改善でがん発症リスクの低減をめざす研究を以前から推進。その研究内容をまとめた論文が、掲載されるSeminars in Cancer Biologyは、がん分野の重要なトピックを取り扱う歴史ある学術誌で、昨今、食と疾病の関係性が注目されていることから、「食事、脂質とがんの関係性」の特集で取り上げられる予定。
同誌への掲載に先立ち、オンラインで公開された論文では、疾病の中でも特にがんにおける早期診断・予防、発がんリスク予測の実現に対するマイクロRNA研究の現状と可能性、その課題について言及している。また、発がんリスク予測などを通して疾病が発症する前に対処・予防することの重要性と、その戦略の一つとして、マイクロRNAを指標とし、食でがん発症リスクの低減を目指すことの可能性や課題についても触れている。
なお、この論文に記載されている内容は、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の研究テーマ「人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業」とも関連している。
これを機に同社は、食品メーカーならではの食によるアプローチで、将来のがん発症リスクを予測・判定する技術の開発とその実現に向けた研究を、より加速していく。
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